今日 母を連れてリサイクルショップに行った
母はカメラが欲しいのだという
小さなカメラを3台もカゴに入れていた
我が家にはカメラが10台以上ある 母が集めているのだ
使われていないものも多く 年代ものもある
あれほどカメラがあるのにまだ必要なの?とたずねると
小さい頃からカメラが好きだったのさ
うちにはカメラがなかったから 自分には小さい頃の写真がない
それが惨めだった
今の人は幸せだよ 小さい頃の写真が当たり前にあるんだから
大人になったらカメラを買って たくさん写真を撮ろうと思ってた
だからカメラが欲しいんだよ
ずいぶん長いこと母の娘だけれど 初めて聞いた話だった
会計に向かう母を止める気にはなれなかった
「今日あったかいはんで公園で枯葉の写真取る」と喜ぶ母
家に帰ると 昼食をとるかたわらで買ったばかりのカメラを磨いている
私にはおもちゃのように見えるそのカメラは 母には宝物だったのだ
何かを集めるのには きっと理由がある
だから図々しくふみ込んで否定してはいけないのだ