【複製】一之宮貫前神社は下り宮(後編)
こちらの記事は元の記事がグーグル検索にヒットしないため複製した記事です。
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上野国(群馬)で最高位の一之宮貫前(ぬきさし)神社前編のつづきです。
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総門の先は階段。楼門、拝殿、本殿に向かって降りるという、世にも珍しい下り宮。
銅板葺二階建ての楼門と、左右には回廊。参拝はこちらで。無事6年ぶりに来ることができました。
正面は通れないので、脇のくぐり戸を抜けて拝殿へ。
なんと美しいんでしょう。創建が531年というから、1500年近い歴史のある神社です。
1698年に第5代将軍徳川綱吉が大規模な修理を行い、極彩色の漆が塗られました。
直近では、2009年から5年かけて大改修が行われました。これを風雨にさらすのはもったいないけど、直に見られるのは幸せ。
本殿、拝殿、楼門、回廊は、1635年に第3代将軍徳川家光が造営したもので、いずれも重要文化財。祭神は、物部氏の祖神とされる経津主神(ふつぬしのかみ)と養蚕機織の神とされる姫大神(ひめおおかみ)。そういえば富岡といえば製糸場でした。
奥まって見えない本殿にもまばゆい装飾が。檜皮葺の貫前造は、貫前神社だけの建築様式。
絵馬には、病気快癒、安産祈願、志望校合格、資格取得などの願い。健康が一番です。
ではそろそろ階段を戻りましょう。
狛犬さん、またいつか。お見送りありがとう。
総門まで戻ってきました。神社が下にあるというのはなんとも不思議な光景です。
総門の右60mくらい先の門からは入れないみたい、、、と思ったら天皇が派遣する使いのための勅使門でした。
勅額鳥居。かつて清和天皇の直筆による額が掲げられていたことから勅額。現在は1873年に有栖川宮幟仁親王の直筆による額。
以上、前編と合わせて一之宮貫前神社からお伝えしました。
この後、八ッ場ダムに向けてしばしドライブします。その話はこちらで。