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この記事です
ありがとうございます
実は昨日どちらの記事をアップしようか悩んでやめたもうひとつの嘘みたいな本当の話があるので今日はその話を書こうと思います
題名の通りハイスペ婚しようと思ったのは実家が貧乏で貧乏の辛さを知っているから!
どのくらい貧乏かと言うと食べ物に困るレベルの貧乏でした!
私の父は地主の息子、母は社長令嬢。
良さそうな組み合わせですが彼らはお金を稼ぐ才能はないくせにお金を使う才能だけはあったのです
私が小さい頃は母の実家の近くに住んでいたので手取り14万円の父の月給でも暮らせていました。
だって母の実家の冷蔵庫から母が食料をパクっていたので食費が無料だったから
ところが父の転勤で母の実家から遠くなり食料をパクれなくなってしまいました
そこからは食糧難の始まりでした…
給料日前にお金が尽きると母は粉ものの料理を出すようになりました。
粉ものとは…
お好み焼き、うどん、鬼まん、蒸しパンなど小麦粉でできるもの!
原価が無茶苦茶安いの!
3食小麦粉生活を何日も続けた私は小麦アレルギーを発症
病院に運ばれます。
でも病院費を払えない
母は姉から借金をして病院費を精算→給料が入ったら姉にお金を返すようになります…
(私がアレルギーで病院に運ばれたのは一度や二度ではない)
母「身内にお金を借りるのが一番惨めだった」
でしょうね。
しかし!給料日は毎回ステーキかすき焼きでした
お金の配分ができてないから最後に足りなくなるんだよ!
洋服もあまり買う余裕がないから基本いとこのお下がりでした。
しかも次女のいとこのお下がりだから私のところに来るまでに2人着てるから基本ボロボロ
しかも流行遅れ…
きれいな洋服を着てる同級生が羨ましくてしかたがなかった
そんな貧乏暮らしの中母方の祖父が亡くなり遺産が入ります。
しかし!その遺産は私の大学進学費用と絵画に消えます
散財が大好きな私の両親はお金に余裕ができたことで近所の画廊に行きます。
そこで絵を1枚買ったら画廊のオーナーが無茶苦茶ごますりをしてくれたんですね。
月収手取り14万の父親。
あまり丁寧な接遇を受けた経験がなかったのでテンションは爆上がり!
休みの度に画廊を訪れるようになります
ヒロ・ヤマガタ×3
シムシメール×2
ラッセン×1
無名の画家×2
…7?
私の実家は4LDK
部屋の数と絵画の数があってないよ
ちなみに飾りきれないので廊下の目立たない窪みに隠されています。
無駄すぎる!
一番あり得ないと思ったのがヒロ・ヤマガタの絵画をを1枚買った後に画廊からヒロ・ヤマガタの個展に招待された時のことです。
のこのこ個展に行った両親はそこで煽てられてもう1枚ヒロ・ヤマガタの絵画を買ってしまいます
多分これ。
当時50万円くらいしたはず。
こんな感じでせっかく買ったのに絵が見えないような謎の飾り方をしています。
その後テンション爆上がりの父はヒロ・ヤマガタ本人に
「娘がくまのプーさんが好きだから描いてくれ」
と言います。
数ヵ月後画廊からヒロ・ヤマガタがプーさんを描いてくれたと連絡があります。
上機嫌になった父は
「せっかく描いてくれたなら買わないとなー」
ともう1枚絵画を買いました。
プーさんとは?
私が大学を卒業するとき母親に見せて貰った通帳の残高は3000円でした
他の通帳にはもっとあると信じたい…
こんな感じで貧乏の辛さを知っている私は絶対に自分の子供には好きなものを食べさせてお洒落をさせたいしやりたいこともやらせてあげたいと思いました。
(私は入りたい大学がありましたが親に反対されて別の大学に入りました)
結果お金を稼ぐ能力があってお金の運用がうまい今の夫と結婚できました
ちなみに私が当時好きだったのはくまのプーさんではなくとなりのトトロ