こんにちは
【1型糖尿病のこと】の続編です。
自分の備忘録を兼ねて、
転院にいたる経緯を
書きました。
いつものことながら、
文字数が多くなりましたので、
時間に余裕がある時に
読んでいただければ 幸いです。
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ここからが本文です
長いです(^◇^;)
昨年の3月、
26年間という長い年月、
ずーっとお世話になっていた
主治医の元を離れました。
転院先での定期検診は、
今回で5回目になり、
新たな病院に
ようやく 慣れて来たところです。
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26年前‥
私が高血糖で最初に入院した病院は、
名古屋市内の家からも近い市民病院でした。
入院中は、
インスリン注射を定期的にうってもらい、
血糖値が落ち着いてきたので、
退院することになりましたが、
退院後は、
服み薬だけでした。
なので、退院後すぐに高血糖が続きました。
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その当時、
私の母親が東京の板橋区で
華道の師範をしていたのですが、
生徒さんのひとりに
名古屋で医師をしている
親戚(⇒いとこ)がいる‥とのことで、
その方が、私の状況をその医師に伝え、
その医師が、
名大病院(名古屋大学附属病院)の
内分泌内科の教授に
紹介状を書いてくださったのです。
東京と名古屋、
距離は離れていましたが、
ご縁というのは、
とても不思議なものでした。
今より、人との関わりが、
より深かった時代なのか‥
私にとっては、とてもありがたいことでした。
紹介状をもって 名大病院を受診すると、
また 入院することになりました。
そこから、
実質インスリン注射の生活が
始まったのですが、
今 思えば、
最初に入院した近所の市民病院は、
いわゆる成人病の糖尿病‥
今で言う2型糖尿病として
対応していたのだと思います。
でも、すぐに
専門医に診てもらうことが出来、
私は とても恵まれていました。
名大病院に入院してから
私は その教授の担当の患者となりましたが、
入院中は、
実際には 若手医師が、
患者の担当医として当られます。
その時に私の担当医になったS先生が、
26年間もの長い間 お世話になった方です。
当時、私の年齢は 39歳。
S先生は 34歳でした。
インスリン注射を
自分でうつための教育を兼ねた
入院だったのですが、
私は2ヶ月近く入院していました。
退院してから3ヶ月ほど経った時に、
S先生は名大病院から
名古屋市に隣接する市の
市民病院に移動になりました。
その時に私は、先生について行きました。
それからは S先生は異動はなく、
8年程前から、
この病院の副院長を務めています。
当時は1型糖尿病とはいわず、
インスリン依存症の糖尿病と
言われていましたが、
S先生は、
1型糖尿病に精通した医師です。
私は 若かった頃は、
遠距離通院にかかる時間や交通費のことは、
さほど‥、いや 全く気にせずに、
長い年月、
通院していました。
そして、
私が50代後半になった頃からは、
定期検診の日には、
夫が年休を取ってくれて
🚙で送り迎えをしてくれていたので、
本来の公共交通機関を利用して
遠距離 通院をする大変さを
すっかり忘れていました。
夫の送り迎え付きの通院、
そんな恵まれた環境にも
すっかり 慣れきっていたのですが、
一昨年、
心の準備をする時間が全く無いまま、
夫が急逝しました。
具合が悪くなって、
救急病院に入院してわずか、
12日目でした。
以前にもブログに書いていますが
不死身だと思っていた夫が亡くなったことで、
身近な人が
死んでいなくなってしまう現実を
思い知らされました。
8年前、
同居の義母を看取った時とは、
『死』という意味では同じでも、
夫の死はもっと切実なものでした
(本音です)(ーー;)。
夫が亡くなってからは、
何もかも 独りで考えて決めなければならない
環境になりました。
転院のことも、そうでした。
これから、さらに年をとって、
独りで公共交通機関を使って通院するには、
【自宅からバスあるいはタクシー ➡︎
私鉄駅 ➡︎JR駅 ➡︎バスあるいはタクシー
➡︎病院】
この様な乗り換えの多い通院です。
もし自宅から病院までタクシー
で行った場合は、
片道12000円以上するみたいです。
実際、利用したことはありませんが。
バスの本数が少ないので
乗り逃したらタクシーを利用する区間が
行きに二カ所あり、
この2区間をタクシーに乗った場合、
帰りも
たくさんの荷物を持ち帰るので、
タクシーを利用したくなるのですが、
年齢も年齢だし‥
本数の少ないバスではなく
タクシーを往復利用するようになれば、
合計8千円ほどかかるので、
電車料金も合わせると
往復1万円ほどになります。
1回通院するだけで、交通費1万円は、
負担が大き過ぎます。
医療費は
1ヶ月に換算すると15,000円ほど。
これらは、
臨時的な出費ではなく、
経常出費なので、
老後の年金生活でこれらを負担するのは、
キツすぎるのですが、
医療費は、
今の診療内容と同じならば、
多分‥どの病院に移っても、
同じ様な医療費だと思うので、
私の場合、
交通費しか節約出来るところは無いのです。
医療費は、
すでに最小額になる様に
絞り込んだつもりです。
例えば‥
血糖測定の回数を
1ヶ月120回以下にするなど‥
夫が🚙車で送り迎えしてくれていた時は、
高速道路を利用して、
高速料金が往復で千円ちょっと。
家から病院までは、
40分足らずでした。
しかも、
受診後の服み薬や血糖値測定関連の薬材は、
かなりの量になるのですが、
車なので問題ありませんでした。
医療費もさることながら‥、
高額な交通費‥
ラッシュに巻き込まれながら
嵩張る薬材を持ち帰り
1時間半かけて
帰宅する‥
若いうちは、出来ていたことなのに、
これから更に年を取ったら
多分、通院は無理です。
転院の理由は、
このような‥
老後の通院に関する問題からでした。
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転院してからは、
たいてい8週間毎に受診していますが、
今回は年末年始をはさんだので、
9週間目の受診でした。
次回も8週間後のつもりで、
今回いただく薬材は8週間分をメモっていき、
糖尿病手帳と一緒に
主治医に手渡したのですが、
次回受診予定の8週目は、
代診の先生になるとのことでした。
私は転院してから
まだ不慣れなので‥
ここはやはり主治医の先生に
診てもらいたいので、
『8週間後』にはこだわらずに
7週目か‥、9週目か‥ 、
一瞬 どちらにしようかと迷い、
7週目よりも
医療費のコストパフォーマンスの良さそうな
9週目の予約にしてもらいました。
転院早々、
血糖測定関連の薬材の数量が、
病院側の手違いで 過不足が生じ、
不足分を受け取るために、
また病院に行かなければならなかったり‥
ということが2度もあったので、
こうして受診の際に
メモを提出するようになりました。
家からは格段と近い距離になったので、
交通費は気になりませんが、
病院の不手際でそのために
2度も病院に出直すのは
厄介な事でした。
以前の病院では
糖尿病手帳は使っていなかったので、
私はこの手帳を持っていませんでしたが、
ここでは、
日本糖尿病協会が
発行している手帳を使っていて、
それをいただき、
毎回 診察時に主治医に手帳を渡すと、
血圧やヘモグロビンA1c‥などの
主だった値を記入してくれます。
転院したこの病院の受診の流れは、
採血と採尿は、
以前の病院と同じで、
診療時間の1時間前までに済ませて、
診察時にその結果を聞けるのですが、
今回、
全体の値は特に異常もなく、
甲状腺の値も安定しているとのことで、
安心しました。
血液検査と尿検査の結果票(用紙)が、
前の病院に比べると見難く、
文字が小さい上に、わかりにくい‥
そんな風に悪い点が目につくのは、
前の病院に
未練が残っているからかも知れません。
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糖尿病の血糖値管理の指標となる
ヘモグロビンA1cは 、
今回は 7.0%。
前回は7.2%だったので、
主治医は
『んっ!まぁ、いいですね!』と、
サラッと言ってくださったのですが、
病歴も長く
以前に比べたら時間的な余裕が
持てるようになった私は、
もっと
ちゃんとした血糖管理が出来ているのが
当たり前で、
ヘモグロビンA1cの値も、
もっと低い値を維持しているのが当然‥と、
そういった思いをもっていて、
現実にはそうではない今の自分に対して、
ちょっとした引け目を持っています。
でも
シニア年齢の7.0%は、
良しとされている値の様です。
そして、
全身麻酔の必要な手術の際の
上限の目安の値でもあることを考えれば、
今の値を維持する事に
徹した方が
良さそうです。
でも、定期受診の帰りの際は、
いつも気が引き締まり、
血糖管理をもっと頑張ろう!と
思うのですが、
次の受診日が近づく頃には、
なるようにしかならない‥などと、
投げやりになっている‥そんな繰り返しで、
ここまで来た気がします。
でも、あまり芳(かんば)しくない値
(以前は8%台)を長年続けている割には、
日常生活をこうして普通に過ごせていることに
感謝しなければ、
本当にバチが当たるかもしれませんので、
病院の診療に対しても、
素直に感謝しています。
リブレを使うようになって、
7%台や稀に6%台に
なることがありましたが、
リブレの存在がなかった時期には、
7%台後半〜8%台前半が
かなり長い間続いていました。
軽く10年くらいは。
なので、私は1型の劣等生でした。
今は、
リブレがあっても、
優等生にはなれずにいますが、
気負わずに
血糖管理をしています。
リブレは、
私のヘモグロビンA1cを
確実に1%、
下げてくれました。
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昨年、
転院先の病院に紹介状を持参して
受診した日は、
ちょうど
新しい診療棟(新家屋)がオープンして、
1週間経った日でした。
私の受診する内分泌内科も
1週間前に
新しい診療棟に引越ししたばかりの時で、
何もかもが上手く回っていなかったようで、
そんな事情も知らず、
転院先の病院を受診した私は、
予約時間より2時間も遅れて診察室に入ったり、看護師さんの対応もギクシャクしていたのは、
みんな まだ新しい環境に
慣れていなかったからだと思い、
納得しました。
いまは、半年以上が過ぎて、
内分泌代謝糖尿病内科(←正式名)は、
すっかり落ち着いています。
いままで個人的に
自分の携帯に『リブレリンク』というアプリを
入れていたのですが、
初回の受診時に、
これを病院と
情報を共有できるようにしました。
(強制ではなく、任意です)
でも、私自身が、
最近、
時代に逆行して、
全くこのアプリを使っていないので、
病院には リブレのデータは、
一切いっていません。
◻️
1型情報は
転院先の病院からは、全く入ってきません。
みなさまの1型ブログでいろいろ
勉強させていただきますので、
よろしくお願いします。
読んでいただきありがとうございました
v4-b4