ある大手企業が、サラリーマンに行った調査で、「薬局には売っていないが一番ほしい薬は何か?」と聞いたところ、1位が「人前であがらない薬」だったそうです。
2位が「24時間働いても平気な薬」、3位が「記憶力が10倍になる薬」だったとの事です。
記憶力がよくなる薬よりも、疲れず働ける薬よりも、人前であがらない薬が一番ほしいと思われているとは驚きです。
インターネット掲示板の「2ちゃんねる」では、「人前であがらない薬を教えてください」という書き込みがいくつも出てきます。
私もずっとあがり症に悩み続けた一人だったので、その気持ちはよくわかります。
確かに「人前であがらない薬」はありませんが、それよりも、もっと即効性のある薬が、「自信ありげな態度をとる」ということなのです。
たとえ自信がなくても、自信ありげな態度をとることにより、あがりを抑えることができます。
たとえば、結婚披露宴でスピーチをするとき、スピーチに自信のない人は、行動や態度に自信のなさが現れてしまいます。
控え室で友人と話す時も、妙に甲高い声で話したり、引きつった顔をして高笑いをしたりして一人浮き上がってしまいます。
披露宴会場でスピーチの番が近づいてくると、心臓はドキドキと高鳴り、態度もソワソワと落ち着きがなく、視線はキョロキョロと周囲を見て不自然になります。
こうした自信の無さや、落ち着きのない態度が、自分白身に恐怖と不安の暗示を与えてしまいます。
この状況が、自分でマイナスの暗示を潜在意識に与え、自分の能力を殺してしまうのです。
人前で話をする場合も同じことが言えます。
「人前で失敗したら笑われる、自尊心に傷がつく」という恐怖心が自分自身にマイナスの暗示を与え、その結果、体までが反応してしまうのです。
このようなときに、自分自身を落ち着かせるための一番の特効薬は、たとえ自信がなくても自信ありげな態度をとることで、恐怖感は逃げ出して行きます。