人前でする話には、「人から頼まれてする話」と「自分がしたい話」の2通りがあります。
「人から頼まれてする話」というのは、結婚披露宴でのスピーチや職場での朝礼、プレゼンテーション、式典での挨拶などのように、立場上しなければならない話で、これらのものは比較的あがりやすい傾向があります。
反対に「自分がしたい話」というのは、自分の趣味や得意分野など自分が良く知っている話題が多く、夢中で話をするので、あがることなんか意識しないで迫力のある話ができます。
ところが、結婚披露宴とかPTAの役員としての挨拶、朝礼、歓送迎会の挨拶など「させられる話」はとてもあがりやすいのです。
これは、できることなら話したくないのに、話をしなければいけない状態に追い込まれるという、この強制力が不安と恐怖に結びつき、自分でコントロールできないほどあがってしまうのです。
このように考えると、あがりやすい「させられる話」を、さほどあがらない「したい話」に切り替えることができれば、あがりを抑えて話すことができるわけです。
この「させられる話」を「したい話」に切り替えるキーポイントは、「十分に準備をする」ということです。
人前に出たとき、恐怖心を抑え自分の考えていることを堂々と話すためには、十分に準備をすることがあがりを克服する最大の手段です。
あがりを何とか治したいと考える人は多くいても、事前に十分な準備をすることが、あがりを抑える最善の方法であるということを知らない人はとても多いのです。