私は福岡市出身です。

ですが、ここで言うSon Houseとは、博多のバンドではなく、アメリカのブルースマンです。



私とBluesとの出会いは、一冊の本でした。

山川健一さんが書いた『ブルースマンの恋』というタイトルの本。

職場の先輩にお借りしました。実はそのまま返していません。いまだに私の手元にあります。



それは1995年かその前後だったと思います。

なぜその本を借りる事になったのか、全く覚えていません。

少なくとも私が積極的に貸して欲しいと頼み込んだわけではないです。

だけど、一期一会というか、邂逅というのは不思議なものです。

その本がきっかけで、私はBluesにのめりこむ事になりました。



その本には何人かのBlues manが紹介されていました。

それにCDが付いていました。

ブルースマンの恋/東京書籍

¥2,307
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そのCDを聞いていました。

その中で一番心に、というより、魂に、響いたのがSon Houseでした。

その荒々しい歌声、ギターの音色。

ジーンと来ました。



そしてよく分からないままCDを買いました。

Father Of The Delta Blues というタイトルの、2枚組みのものでした。


ファーザー・オブ・ザ・デルタ・ブルース/ソニー・ミュージックレコーズ

¥4,299
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CDを買ってそれらを聞きながら、いろいろ調べました。

実はこのCDは【再発見】と呼ばれた後の録音であること、第2次世界大戦より前(戦前)に録音された音源があること、再発見の後にいくつかライブ録音があること。などなど。

そして、手に入れることができるCD(音源)は全て集めました。

未発表曲が見つかったと聞けば、その1曲のためにボックスセットも買いました。

Screamin’ & Hollerin’ the Blue/Revenant Records

¥19,243
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そして私はギターも買いました。

どうしてもメタルボディーのギターが欲しくなったので。





このギターを抱えて、スライドギターの練習をしました。

なかなかうまくなりませんが、今でも弾きます。



そして、私の夢は、

会社を退職したら、Son Houseの再発見後のように、ギターを抱えてBluesを歌いたい。

あんな風な、かっこいいオヤジになりたい。




現在40代後半。あと10年ちょっと。

この先どうなるかな。






【第6回】に書いたCABというバンド。

ベーシストのBunny Brunelがリーダのバンドなのですが、他のメンバーはほとんど毎回違います。


私は何度見たか覚えていませんが、BassのBunny Brunelは固定として、他のミュージシャンは私が記憶しているだけでも・・・

■Guitar
Tony Macalpine
Mike Miller
Frank Gambale(Bunny Brunelと一緒だったのは間違いないが、CABではなかったかも。。。)

■Keyboard
Patrice Russhen
Steve Weingart

■Drums
Dennis Chambers
Virgil Donati
Simon Phillips


みんなすごい人たちなんです。ホントに。

だけどその中でも、特に、特に、すごかったのがSimon Phillips。


私は当時、彼はTotoのドラマーであり、昔Michael Schenker Groupのファーストアルバムに参加していた、くらいの知識しかありませんでした。


しかし彼のナマの演奏を見たら。もう。言葉を失います。何と表現すればいいのやら。


彼を見るチャンスは2005年に2回ありました。ホントに幸せでした。

しかも2回目には客席にSteve Lukatherの姿が!!



The Baked Potato 恐るべし。

世の中にはこんな場所があるんだ。



ロサンゼルス恐るべし。

アメリカ恐るべし。




CABとAllan Holdsworth以外で、The Baked Potatoで見たスーパースターと言えばこの人、Steve
Lukather。


数度見るチャンスがあったのですが、こちらは2005年12月のショー。









私の中学~高校生の頃に、当時のアメリカの3大ロックギタリストとしてEddie Van Halen(Van Halen)とNeal Schon(Journey)と、そしてこのSteve Lukather(Toto)が比べられていることがありました。たぶんYoung Guitarだったと思います。

そして、そのテクニックは上記の並びの通り、という評価がされていました。



初めてナマで見るLuke。ぶっ飛びでした。

更に、このEL GRUPOというバンドはドラムとベースもすごくいい。つまりバンドとしていい。



ファーストステージが終わって裏口の喫煙エリアに行くと、CDとTシャツが売られていました。

何でも、当時CDは一般には流通しておらず、ライブに来たお客さんしか買えない、と。

そう言われると買わざるを得ないなぁ。。。。(もちろん後悔してません)

ちなみに最初に登場した友人は同じものを3枚買ってました。
転売目的という訳ではなく、ただ欲しいから、と。


Live/El Grupo

¥価格不明
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私はTシャツも買いました。

もったいなくて、いまだに一度も着ていません。

あれから10年も経ったんだなあ。。。。。。



そのままセカンドステージも見ました。

ファーストステージと全く同じ曲をやったのですが、それでも大満足でした。



ちなみに、ショーの前に、バーテンのJustinと話をしていたら、

『この間やったLukeのショーで、お前が座っているその席でJeff Beckが見てたよ』

だと。

すげーーーーーーーーーーーーーーー。