私の意見では、ロックギタリストに天才が二人だけ存在していた。

ひとりはJimi Hendrix。

そしてもうひとりはEdward Van Halen。




私がエレキギターを買った時のヒーローはRitchie Blackmoreだった。

そしてMichael SchenkerにGary Moore。

その後に出てきたYngwie Malmsteenなども含め、彼らは代表的なロックギタリストで、私は当時夢中でした。




彼らはうまい。上手だ。


だけど、私の意見では、天才ではない。


天才は最初に言った二人だ。




では、JimiとEddieは他のギタリストと何が違うのか。


それは、それまでとは大きく違う、それまで誰もやった事がない新しいスタイルを生み出した・・・・それが私の意見では天才です。常識の殻を打ち破った。




Jimiはすごい。狂ったチューニングを直しながらギターを弾き倒す。

この唯一無二の存在感はなんなんだ。

Little Wingでのプレイは圧巻だ。




そしてEddie。何だこのサウンドは!?と初めて聞いた時に思った。

きらびやかなギターの音色に低音の聞いたリフ。そして雲の上を飛ぶかのようなライトハンド奏法。
あ、最近ではタッピングと言うそうですね。私には今ひとつピンと来ませんが。

初めて聞いた時はぶっ飛びました。




彼らのような、または彼らを超える、天才ギタリストはその後出ていないのか?

実は、よく知らないんです。以前のように貪欲じゃないからでしょうか。



新しい天才を発見したい、というよりも、そういう出会いがあるといいな。と思います。








自分が高校生の頃。

当時ハードロックを中心に聞いていたが、少しだけ音楽の興味が広がっていた頃。

ちょうどMTVが真っ盛りの時代だった。



Bryan AdamsはRecklessというアルバムからシングルヒットを連発していた。

それまで、いわゆるポピュラーな洋楽にはあまり興味は無かったが、彼の音楽は悪くないな、と純粋に感じていた。


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そして大学生になって数年。次にリリースされたアルバムが心に響いた。

タイトルは、Into The Fire。


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このアルバムの何が気に入ったかと言うと、ひとことで言うと【硬派】だったこと。

前のアルバムが世界中でヒットしたにもかかわらず、このアルバムはヒットを狙った曲作りがされておらず、男らしさを前面に打ち出したアルバムだった。

歌の内容(英語)は分からなかったが、軟弱な愛だの恋だのという音楽ではないなというのは分かった。

それから、ギターの音が非常にシンプルで、気に入っていた。



そして、自分のコレクションもちょうどレコードからCDに変わりつつある時代だった。

CDは音がよかった。

このCDは本当に何度も繰り返し聴いた。



その次にリリースされたアルバムは、CDを買ったが、何度か聴いたら聴かなくなった。

自分には、ヒットを狙って作られた様に感じられた。

それ以後、彼のCDは買っていない。


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今、戸棚からInto The Fireを引っ張り出してきた。

1987年に買ったCDだ。

ケースを開くと、日本語の歌詞カードが出てきた。

色褪せている。



湯川れい子さんが解説を書いていた。

最後にこう書かれていた。

『メンズ・ノンノを眺め、オッパイ臭いアイドルに声援を送る日本の男の子達は、こんなアルバムをどう受け止めるのだろうか。』



そう、あの頃自分が感じていた、みんなが踊らされていた大人に作られたブームに対して、冷めた目で見ていた自分が言いたかった事を、湯川さんが代弁してくれていたのだ。


明日、仕事に向かう車の中で久しぶりにこのCDを聞いてみよう。








初めてコンサートに行ったバンド。

それがゴダイゴでした。

小学校5年生の時に、友人と二人で。

場所は九電記念体育館。まだあるかな?



既に当時大人気でした。

ヒット曲も多数。ガンダーラとかビューティフルネームとか。



だけど私が好きだったのはシングル曲ではなくアルバム2枚。

それは、

『Our Decade』



『CM Song Graffiti』

の二つ。


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タケカワユキヒデさんの歌がきっかけで、英語の勉強を始めました。

意味が分からないから、辞書で単語の意味を調べて、でも文章にしたらやっぱり分からない。
そりゃそうだ、文法は全く知らないし、まだ5年生だし。

意味も分からずゴダイゴの歌を歌ってました。

その甲斐あってか、英語の成績は比較的よかったように思います。
(そんな目的で勉強していたわけではないですが。)

だけどその後に自分がアメリカに住む事になったりしたのを考えると、こうなったのも彼らのおかげかもしれません。




上に書いた2枚のアルバムは全曲英語なんですよね。

だけど、CM Song Graffitiの中の1曲の最後に、少し日本語が登場します。

何だか分からないけどすごくうれしかった。


高宮マキの『Blue Butterfly』の英語版にも、最後の一言だけ日本語が。

初めて聞いた時にゴダイゴを思い出していました。




先日家の整理をしていたら、古いカセットテープが出てきました。

改めて聞きなおすと、バンドとしての演奏力はもちろんすごいのですが、なんといってもアレンジが秀逸ですね。

モンキーマジックのイントロなんて、どうやったらあの発想が出てくるんだろう?と感心するばかりです。




初めて『ザ・ベストテン』に登場した時に、黒柳徹子さんが『ゴダイゴってどういう意味ですか?』と尋ねられました。

確かミッキー吉野さんだったと思いますが、『Go, Die, Go。行って、死んで、また行くという意味です。』というような事を答えられた記憶があります。



そう言えば、再結成しているんですよね。

もう一度見てみたいです。