プレミアリーグ 神戸×G大阪 | サッカー見てきました。

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好きなチームはヴィッセル神戸。よろしくお願いします^ ^

とんでもなく暑い🙄

気温24℃、風はまったく無い。

先週、堺で寒過ぎると言っていたのがウソのようです。

余裕で半そでで過ごせました。


今年初、いや令和初となるいぶきの森なう。

順位表をおさらいしましょう。

本日はホームに首位で無敗のガンバ大阪ユースを迎え撃ちます。

トップチームはアウェイで札幌に負けてしまいましたね😭


ヴィッセル神戸U-18

GK     1  多久美 景紀  3年  柏レイソルA.A.TOR’82

DF     3  東田 正樹     3年  ヴィッセル神戸 伊丹U-15

        26  渡辺 海智     2年  福岡BUDDY FC

           2  緒方 佑真     3年  ヴィッセル神戸 伊丹U-15

           4  坂口 薫        3年  ヴィッセル神戸 伊丹U-15

MF     7  山内 翔©️    3年  ヴィッセル神戸 伊丹U-15

        16  押富 大輝     2年  ヴィッセル神戸U-15

           8  重野 祥輝     3年  東京杉並ソシオFC

        10  佐伯 清之助  2年  千里丘FC

        20  佐々木 貴哉  2年  ヴィッセル神戸U-15

FW  13  臼井 勇気     3年  ヴィッセル神戸U-15



ガンバ大阪ユース

GK  16  王 新宇        3年  ガンバ大阪JY

DF     4  西村 翔        3年  ガンバ大阪JY

           5  髙橋 直也     3年  ガンバ大阪 門真JY

           2  奥田 勇斗     3年  ガンバ大阪JY

           3  村上 景司     2年  千里丘FC

MF     6  長尾 優斗     3年  千里丘FC

           7  伊勢 航        2年  ガンバ大阪JY

           8  川﨑 修平     3年  ガンバ大阪JY

        10  食野 壮磨©️ 3年  ガンバ大阪JY

FW     9  唐山 翔自     2年  ガンバ大阪JY

        18  大谷 優斗     3年  ガンバ大阪JY




【前半】

🔵ガンバが「これは強い」という、

まだ5月初旬とは思えない完成度の高いサッカーを見せていた。 


🔵まるで「強いときのガンバ大阪のトップチーム」を見ているようで、

中央からワンツーで抜け出すようなパスサッカーを展開していた。


前半10分、ガンバは唐山翔自が後方からつなごうと試みる緒方佑真からスライディングタックルでボールを奪うと、

こぼれ球を拾った食野壮磨がエリア内左へスルーパス。

リターンを受けた唐山翔自が冷静にゴールへと流し込み、ガンバが先制に成功する。

サッカー[ヴィッセル神戸U-18  0-  ガンバ大阪ユース]


🔵ガンバは、後方からつなぐ神戸を相手に、ゲーゲンプレスを採用。

FWの大谷優斗にも後方から「優斗、ファーストディフェンス!」というコーチングが飛ぶ。


🔵大谷優斗と唐山翔自は、ワンツーで抜け出すなど、サイドハーフもやれと言われれば普通にやれそうなほどテクニカルな2トップだった。


🗣唐山翔自(とうやま)は坊主頭の風貌でも目立っていた。

パスコースが無ければ、ループパスで空中を通すようなイマジネーションがある。

「良い動きするなぁ」と思わず唸ってしまうほど、ダイアゴナルランでのボールの引き出し方も上手い。

そんな彼をセットプレーでマークしていたのは山内翔。

共にU-17日本代表で、笑顔でやり合っていた。 


前半14分、ガンバは村上景司が神戸のバックパスをかっさらうと、そのまま左サイドをドリブルで突破、

バイタルエリアまで侵入すると横パス。

このパスを受けた川﨑修平がカットインして左足を振り抜き、ビシッとしたシュートが枠内を捉えるも、GK多久美景紀のブロックに遭ってしまう。


🗣村上景司は左足のひと振りがあり、彼の突然のロングボールから唐山翔自が抜け出すという場面もあった。

ドリブル時も足に吸い付くような突破で「良いボールの持ち方するなぁ」と感心して見ていた。


前半20分、ガンバは食野壮磨が浮き球パスを送ると、川﨑修平が抜け出してシュートを放つもGK多久美景紀が飛び出してブロック。

跳ね返りを唐山翔自がGKの位置を見てループシュートで狙うも、ゴール左に外れてしまう。


🔵ガンバはダブルボランチが凄かった。

というか、ガンバのような王道サッカーはボランチがどれだけ凄いかでほぼ決まる。


🔵長尾優斗と伊勢航は共にボックス・トゥ・ボックスのMFで、攻守に顔を出す。

オン・ザ・ボールの長尾優斗と、オフ・ザ・ボールの伊勢航という役割分担をしているようにも見えた。


🗣長尾優斗はとにかくボールを取られないし、接近戦でもプロテクトしてキープし切れる。

間接視野を駆使してのスキャニングにも秀でており、

スペースへ走り込めば彼から良いパスが出てくる。


🗣伊勢航(イセ・コウ)は、守備になると2トップと一緒に前からプレスをハメたり、スペースを埋めたりしてチームを支えていた。

彼はレフティーで、プレースキックも担当していた。

彼ら2人がチームにダイナミクスを生んでいましたね。


前半32分、神戸は後方からパスを丁寧につなぐと、押富大輝のパスに抜け出した重野祥輝が角度のないところからグラウンダーでゴールを狙うも、ゴール左に外れてしまう。


前半44分、ガンバは食野壮磨の浮き球パスに唐山翔自が抜け出すも、ここはGK多久美景紀が飛び出す。

こぼれ球を大谷優斗がダイレクトで押し込むも、坂口薫が身体を投げ出してブロックする。


🗣ガンバはCB髙橋直也も平気で縦パスを出すほど、スピードのあるボールを蹴れる選手。

ビルドアップの一手目として攻撃の組み立てに一役買っていた。


【後半】

後半から神戸は、佐々木 貴哉➡︎三浦 敏邦。

三浦敏邦(としくに)は、周りから「クニ」と呼ばれており、ミスターヴィッセル・北本久仁衛を思い出して個人的に嬉しくなった。


後半1分、両チームにアクシデント。

神戸のセットプレーから、食野壮磨と橋辺海智の頭同士が激突。

2人共ボールを注視していたので、やむを得ないというか、どちらも悪くない交錯だった。

どちらもうずくまり、頭にテーピングを巻いてプレーを続けるも、


後半9分、ガンバは食野 壮磨➡︎中野 歩。

食野は自ら×サインを出してスタッフに抱えられながら交代。

脳震盪かな?大事に至らないと良いのですが…。


後半13分、神戸は橋辺 海智➡︎芝 晴太郎。

橋辺も再びヘディングをした際に頭から流血が止まらずそのまま交代。


後半18分、ガンバは長尾優斗がゴール前へ浮き球パスを送ると、中野歩が相手を背負いながら反転してシュートを放つも、ゴール左に外れてしまう。


🗣神戸は山内翔が「この選手は明らかに他の選手とは違う」という別格の動きを見せていた。

まず闘えていた。

劣勢の中でも早くボールを返すようにレフェリーに促したり、声が出ていた。

プレー面でいうと、上手くボールが回っていないと察知すると、ショートパスを多用して誘き寄せてオーバーロードさせようと試みたり、意図が見えた。

あと、キックモーションが同じなのに左右前後に振り分けられる。

インサイド、インステップ、アウトサイドキックをオープン姿勢で使い分けて相手の逆を取るので、単純に凄いなと。


後半21分、ガンバは川﨑修平がバイタルエリアでのごちゃごちゃとなった混戦からこぼれ球を拾い、下右サイドへドリブルで流れながら、スライディングにきた相手も2枚剥がして、GKの頭上を越えるループシュートを放つと、

これがゴールネットを揺らし、ガンバが追加点を挙げる。

サッカー[ヴィッセル神戸U-18  0-  ガンバ大阪ユース]

お見事としか言いようのない、技ありのゴラッソだった。


🗣川﨑修平は、昨年はFWで起用されていたが、今日はサイドハーフでの起用。

但し、今風にいう「偽サイドハーフ」と言うべきか、ダイアゴナルランでどんどんゴール前に侵入してくる。

ガンバは試合を通してクロスを上げるというシーンがほとんどなかったが、

彼と2トップの動き出しをベースに中央から浮き球を入れてこじ開けるという攻撃を多用していた。


後半25分、ガンバは唐山翔自が左サイドからドリブルで仕掛けるとビシッとした鋭いクロスを入れる。

すると、このクロスが坂口薫の手に当たったとしてハンドの判定で、ガンバにPKが与えられる。


このPKをキッカーの川﨑修平が右を狙って撃つも、これをGK多久美景紀が完全に読んでストップする。


🗣神戸の守護神・多久美景紀(たくみ・かげのり)も声を出して闘えていましたね。

上記のPKも「彼なら止めるんじゃないかな」という予感、オーラがあった。

一枚ぐらいならドリブルで平気でかわす足元の上手さがある。

彼のPKストップが流れを引き寄せ、このPK以降は神戸が息を吹き返したかのようにプレーに勢いが出る。


後半30分、神戸は佐伯 清之助➡︎加藤 悠馬。


ガンバも続々と交代カードを切る。

後半34分、大谷 優斗➡︎塚元 大。

後半34分、川﨑 修平➡︎福井 和樹。

後半42分、唐山 翔自➡︎久保 勇大。


牛神戸はリージョ監督時代のトップチームと同じ課題に直面していた。

神戸の守備方法は「即時奪回」がメインだ。

理由は、神戸のサッカーは守備をしながら攻撃の準備をするため、ゾーンディフェンスを各々が広めに持つ。

仮に速攻で人数をかけられると、どうして分が悪くなるため、出来るだけ敵陣でボールを奪い返しておきたい。

そのため攻撃陣にはデュエルの強さが求められる。

ただ、昨年から自陣でボールを奪われて失点するというシーンが目立つので、まずはそこを無くしたい。


【試合終了】

シュート数、ガンバ18本・神戸4本という数字が示す通り、内容でもガンバの完勝だった。


🔵ガンバのDNAが炸裂した試合だった。

「ガンバっぽいなぁ…」というシーンが随所に見られ、ワンツーでの抜け出しや、

2点目の川﨑修平のループで狙う発想なんて典型だろう。

トップチームはやや苦しんでいますが、ユースの試合を見ると、

「やはりガンバはガンバ、西の横綱強し…」と思わせてくれます。


ヴィッセル神戸U-18  0-2  ガンバ大阪ユース

前半10分  唐山 翔自(食野 壮磨)

後半21分  川﨑 修平