それでは続いて、後半の2試合です。
〈第3試合〉
履正社高等学校
GK 1 イ テチャン 3年 東大阪朝鮮中
DF 4 實好 礼治 3年 RESC U-15
5 左居 隼人 3年 高槻FC
3 三輪 大智 2年 G大阪JY
29 中川 慶虎 1年 千里丘FC
MF 18 濵 瞭太 2年 千里丘FC
26 島里 将伍 2年 FC HOPE
9 野口 天葵 2年 千里丘FC
10 安羅 修雅 3年 G大阪JY
FW 13 松田 龍乃輔 3年 Avenidasol FC
20 小松 海樹 2年 C大阪U-15
滋賀県立野洲高等学校
GK 1 井上 聖真 3年 SAGAWA SHIGA FC
DF 9 岡田 直也 3年 セゾンFC
12 村上 稔 3年 セゾンFC
2 藤田 莉輝 3年 セゾンFC
4 佐々木 海人 3年 SAGAWA SHIGA FC
MF 10 江口 稜馬 3年 セゾンFC
24 前田 潤 3年 セゾンFC
16 片岡 海人 2年 SAGAWA SHIGA FC
19 梅崎 彪 3年 YASU CLUB
8 宮本 直生 3年 セゾンFC
FW 5 井野 将真 3年 豊田アソシエーションFC
第3試合は、今節注目の一戦。
お互いにポゼッションサッカーを志向するチーム同士の対戦だ。
ただ、同じポゼッションサッカーでも、履正社は後ろからつなぎ、野洲は素早く前線に入れてバイタルエリアで回すスタイルと、
志向するスタイルは少し違ったりする。
試合は予想通り、相手どうこうは関係なく、あくまで自分たちのスタイルを貫くというオープンな展開になる。
履正社はここまで4勝1分無敗と、首位に立っている。
ここはJからきた子も多いし、志向するサッカーも含めて洗練されたイメージがある。
ただ、今日は狙いが定まらず少しチグハグだった。
平野直樹監督からも「新チームになって初めてのゲームかコレ?」と檄が飛んでいた。
履正社のサッカーはボランチとFWの動きがかなり重要になってくる。
特にFWには相当な戦術理解度が求められる。
今日は、そこの動きが合わなかったため、ただ後ろで回すだけになってしまった。
今年の履正社には、町野修斗というエースストライカーがいるが、私が見た前半はベンチに控えていた。
野洲は「ドリブル」のイメージが強いが、実は試合中でのドリブル頻度はそんなに高くはない。
一番は「どれだけ素早く判断してボールを回せるか」に重点を置いている。
そこで別格だったのが片岡海人。
彼は圧倒的に上手かった。
まず、判断が抜群に早いからワンタッチでボールを捌ける。
ボールの奪いどころがなく、ボールを「取れない」というより「取れるときがない」ほど球離れが良い。
プレッシャーがきても平気で、ヒールパスやキックフェイントを入れながら逆を突いて、相手に触れさせすらさせなかった。
より恐い「動き」ができるようになれば、劇的に良くなる感じにも見えましたね。
それこそ高校年代では手が付けられなくなるんじゃないでしょうか。
そして、彼のようなタイプが目指す究極形は、柏レイソルの大谷秀和だと思います。
野洲は山本佳司先生が立場は総監督になってもベンチに健在で嬉しかったですね。
履正社高等学校 2ー0 滋賀県立野洲高等学校
〈第4試合〉
関西大学第一高等学校
GK 1 近藤 史也 3年 尼崎市大庄北中
DF 4 村上 佑磨 1年 神戸 伊丹U-15
5 細田 一希 3年 RESC U-15
6 三宅 克弥 2年 八尾市東中
8 藤井 陽大 3年 長野FC
MF 7 前田 篤志 2年 神戸 伊丹U-15
10 中島 遼馬 3年 伊丹FC
15 堤 奏一郎 2年 千里丘FC
21 黒田 翔太 1年 大阪市ジュネッスFC
FW 11 中嶌 翼 3年 大阪市淀中
18 百田 真登 1年 G大阪 門真JY
京都橘高等学校
GK 12 清水 椋太 3年 Vervento京都F.C.
DF 3 松下 廉 3年 木津川市木津中
4 古川 隆輝 3年 宇治FC
2 大塚 陸 3年 奈良YMCA
7 河合 航希 3年 京都U-15
MF 6 篠永 雄大 2年 FUT6
10 梅津 凌岳 3年 G大阪JY
14 土井 翔太 3年 京都J-マルカ
16 髙木 大輝 1年 シーガル広島
FW 8 相馬 唯人 3年 京都U-18
11 輪木 豪太 3年 MIOびわこ滋賀
関西大学第一高校は、関西圏では「かんいち」の呼び名で知られる進学校。
お笑いコンビ・ジャルジャルの母校でもある。
京都橘高校は、近年、育成と成績、両面で成果を上げている実力派だ。
今年も梅津凌岳が鹿島アントラーズの練習に参加している注目株。
この試合は、両チーム共にFWが素晴らしかった。
関一の百田真登、彼には今日一番驚かされました。
まず体格が1年生じゃありません。
腕や身体周りなんて3年生よりガッチリしている。
フィジカルで負けないから肉弾戦を苦にしない、なんなら上級生相手でも対等か、それ以上に強かった。
ついこの前まで中学生だったと考えると、同世代じゃ手が付けられなかったでしょう。
そして、彼が何より素晴らしいのが「動き出し」の良さ。
洞察力と戦術眼が抜群に高いので、チャンスになると必ず現れる。
しかも頻繁に動き直すから突然現れたかのように見えて、ディフェンダーは厄介極まりない。
さらに、スルーしたり、周りを使える上手さもある。
こういう選手がFWでいると、ひとりでサッカーになる。
これは、ちょっと楽しみな選手が現れましたね。
彼は久保建英くんと同い年か…。
京都橘の輪木豪太も素晴らしかった。
百田とはまた違ったタイプのFWで、いわゆるスピード系。
ただ、彼が他のスピード系と決定的に違う点が、スピードを落とさず、いわばアクセル全開のまま一気に突破できるところ。
トップスピードでもコントロールミスしないので、一度もスピードを落とさず突破できる。
百田同様に、彼のような選手がいるとサッカーになる。
目的が明確になって、スペースにボールを出せば何とかしてくれますからね。
あと、関一のGK近藤史也がただ者ならぬオーラを放っていた。
最後までじっと待って駆け引きできるし、単純に反応が素晴らしい。
常に落ち着いているから、最後は止めてくれるんじゃないかという期待感、安心感も持てる。
彼は尼崎の普通の公立中学校出身、改めてどこにでも逸材はいるなと。
関西大学第一高等学校 0ー1 京都橘高等学校
以上、4試合の雑感でした。
プリンスリーグ関西は、最終節辺りにまた見にくるかもしれません。



