みなさんこんばんわ。
突然ですがみなさんは漫画を読んだことはありますか?日本と言えば漫画大国と言われたりしていますよね。
漫画の中でもよくある勧善懲悪ものの漫画でこういったシーンを見たことはありませんか?
「けーっけっけっ!俺の名前は悪井つみのないひとびとをくるしませてやる男。今日は発電所の『街に電気を送るスイッチ』をオフにして停電にさせ、罪のない人々を困らせてやるぜぇー!!」
いわゆる悪者ですね。
現実世界にはいきなり自己紹介をはじめて罪の自白までしてしまう人はなかなかいませんが漫画ではこういうシーンは非常に重要です。
もし、前述のシーンがない場合、おそらくこのあとヒーロー的な人物が現れてこの悪者とおぼしき人物を懲らしめると思うのですが、読者側からしたら誰が誰なのかよく分からないため
「えっ、なんか知らない人が急に現れて暴力をふるいはじめたけどなにやってんの?」
「力の強い人が相手の話も聞かずに悪者扱いしてて怖い…」
などと混乱したり不安になってしまいます。
悪者が自分から悪者であることを読者に説明することによって「本人がそう言ってるからそうなんやろ」と安心して状況を把握することができます。
しかし、冷静に考えてみると明らかになにもないところでカメラでも意識しているかのように自己紹介をはじめる悪者、そもそも停電にするために発電所に侵入することなどを考えると人々を困らせるためだけにかかるリスクとコストが高すぎるためかなり不自然ではありますよね。
これは漫画には限られたページ数で話を完結する必要性があるため、できるだけ最小限のセリフやシーンで状況を説明する製作者側の都合上こういった現実的ではないシーンがよく採用されるようです。
3分クッキングなどでもあらかじめ2時間煮込んでおいた野菜を用意しておくのも似たような理由からです。
こういった漫画の弊害として読者が現実と創作の区別がつかず「世の悪者は自分達を困らせたり不快にさせるために活動している」「私たちは不快になった。私たちが不快になったのは悪者が私たちを不快にさせようとしたからだ」と誤った認識を持ちがちです。
今回は漫画界のアダルトビデオと評される勧善懲悪もの、ヒーローものの漫画を鍋敷きにつかい手軽に作れる麺料理を紹介していきたいと思います。
1.三十五ノ兵法
2444宮本武蔵の初期スキルで攻撃側のBランク以下のスキル効果を0.6倍にするいわゆる「くそスキル」と呼ばれるシリーズのひとつです。
当時は主流であった宿木や遁世影武者などのBランク模倣スキルも対象となり盟主戦環境にも多大な影響をもたらしました。
今回はたまに危惧されている「攻撃版の三十五ノ兵法は現れるのか?」について考えてみたいと思います。
2.くそスキルはなぜ現れるのか
なんでだろう?
2-1.くそスキルの目的はなにか
くそスキルと言っても製作者側がユーザーを不愉快にするために新しいスキルをリリースする動機も利点もありませんから、何かしらの理由であくの強いスキルが登場していると考えられます。
適当に思い付くところで
・スキルの入替え要請
・インフレ
・環境変化
・環境変化の準備(整備)
みたいなものを挙げてみます。
戦国ixaはユーザーの課金を主な収入源としていますから、定期的にスキルを張り替えてもらう必要があります。
その手段としてインフレによるスキル水準の嵩ましや三十五ノ兵法などのように特定のスキルの価値を変動させるものがあると思います。
27章は神将火剣が大テーマとなっているようですから、攻撃側もアンチ神将火剣路線のようなリリースのスケジュールが組まれていると考えられます。
2-2.運営とユーザーの視点の違い
運営側とユーザー側には以下の違いがあると思われます。
・評価の基準、対象
ユーザー:自分または自分に近い人間の主観
運営:全てではないにしろ幅広いユーザーを対象
・評価の期間
ユーザー:その時点
運営:ある程度長いスパンで開発、調整
三十五ノ兵法がリリースされた時は、回転率の悪いB模倣を入替えさせたかったわけですから運営視点からしてみるとAランク以上の模倣スキルのリリースが既にスケジュールされていたでしょうが、ユーザー側から見てみると急にB模倣をナーフされたという結果が評価されがちだと思います。
そのためくそスキル感はどうしても避けることはできないと考えられます。
□故事成語に学ぶ運営とユーザーのイメージ
運営「これから君たちには1日につき7つのどんぐりを与えよう。朝は4つ、夜は3つ与えるからよろしこ」
運営「配布の調整のお知らせです。今月のアップデートから毎日のどんぐりの配布が朝に3つ、夜に4つと変更となりました。ご確認ください」
ユーザー「朝来てみたらどんぐりが3つしかない!くそ改悪だ!運営を許すな!!」
3.攻撃版三十五ノ兵法は出るのか
結論から言うと出ないと思います。
まず、運営側はユーザーを不愉快にさせるメリットは全くないため不愉快にさせるために攻撃版三十五ノ兵法を出そう!という路線はとりあえずないものとします。
大きな理由として、攻撃部隊と防御部隊の育成難易度は同じではないと言うことが挙げられます。
なので三十五ノ兵法で攻撃部隊を弱体化したんだから防御側も同じだよね?とはならない気がします。
また、ふたつめの理由として攻撃版三十五ノ兵法を出す必要がないと言う理由が挙げられます。
前述の通り、三十五ノ兵法はスキル入替えをさせるためのアップデートですからいきなり登場しないと意味はありません。
3年前から三十五ノ兵法が出ると分かっていたならみんな頑張ってSとかSSスキルを使っていたでしょう。
逆に言えば、攻撃版三十五ノ兵法の場合ユーザー側は三十五ノ兵法が出た時点で「いつか攻撃版三十五ノ兵法が出るかもしれない」と言う警戒をせざるを得ない状態のため、攻撃版三十五ノ兵法を出さなくても勝手にスキル入替えをしてくれる環境になっていると思われます。
なので攻撃版三十五ノ兵法は出ないんじゃないかなと予想しています。
4.結論
・攻撃版三十五ノ兵法が出る可能性はかなり低い