寒い日が続いていますね。
年が明けて自然災害などに見舞われて大変な地域もありますが協力して一年を頑張りましょう。
1.難攻不落の天守
2589難攻不落の天守は26章のイベントで配布された武将カードです。
ランクアップやスキル追加ができない代わりに指揮兵数が19300と高く、高い破壊効果と補助系スキルにしては充分な防御効果を両立したカードとなっています。
本丸防御陣形内の最大指揮兵数を参照にする2566吉乃や1187宇喜多直家と相性がよく、本丸防御陣形の強化武将として用いられています。
本丸防御陣形の強化とともに2589難攻不落の天守自体は破壊列として機能させることが多く、結果として破壊主体の本領が増え勝利判定が出ても落ちない、落ちにくい拠点が増えているようです。
2.三大害悪スキル
戦国ixaで害悪と言われているスキルを紹介、検証し2589難攻不落の天守は害悪武将なのかを検討してみたいと思います。
2-1.慈愛の艶牢
2167吉乃の初期スキルで帰還時間を増加させる効果を持ちます。
上限(10倍遅延)が設定されてはいるものの根本的な対策スキルがなく、模倣が可能なため1部隊で上限まで遅延が可能で使用リスクがかなり低いため害悪スキルの元祖のような性能をしています。
26章では猛虎嵐陣が登場し、ソロ攻略においては慈愛の艶牢は機能しなくなっていますが合流攻略では依然として害悪スキルとして機能しています。
2167吉乃自体は2016年に登場した武将カードで8年近い月日が経っているにもかかわらずまるで昨日排出されたカードかのようにキレてる人がまだまだいる(?)のが現状です。
いまだにキノガッサにキレてる人みたいでおかしいですね。
□キノガッサにキレるポケモン勢
4世代
「キノガッサとかくそすぎんだろ!」
「100%催眠はだるすぎる…」
5世代
「キノガッサとかくそすぎんだろ!」
「ポイヒ型だと思ったらテクニシャンガッサでパーティが半壊した泣きたい」
6世代
「キノガッサとかくそすぎんだろ!」
「フシギバナ投げとけばよくない?」
9世代
「キノガッサとかくそすぎんだろ!」
「サーフゴー投げとけばよくない?」
2-2.酔狂破陣
通称メガンテと呼ばれている敗北時に発動拠点から周囲2マスの敵陣を破壊するスキルです。
これに関しても今まで有効な対策スキルがなく、むやみに敵拠点を攻撃しない、拠点から陣を2マスより距離を空けるのが対策となっていました。
ただ自分や自同盟が完璧に対策していても自国の城主がメガンテを発動させたりするケースには対策は不可能でした。
現在では2456延沢満延の八楯剛陣や葵陣と言うメガンテ対策スキルやシステムが追加されてはいるものの常設でメガンテ対策ができるわけでもないため根本的な解決にはなっていないように思われます。
また他国の城主と談合したり副アカウントを用いて自発的にメガンテを作動させる通称メガンテ談合が可能になっており特に統一戦などで問題になっています。
また痴漢と同じでメガンテ談合も言ったもの勝ちの性質が強く、大抵のメガンテは自然発生なのか談合なのか見分けることはできない点が問題として挙げられます。
例えばここにイサクとアレクサンドリアと言うカップルがいました。二人は仲良く仕事も順調で当然ゆくゆくは結婚を考えているものと考えていても不思議ではありませんでした。
ところがある日突然アレクサンドリアはイサクから距離を置こうと告げられます。
あんなに順調だったのになぜ?アレクサンドリアには心当たりがありません。明るい未来を思い描いていただけに急に周りが真っ暗になったように感じられイサクの話も頭に入りません。
アレクサンドリアは足元が崩れていくのを感じました。
比喩ではありません。
アレクサンドリアの居た陣は文字通り崩れ去っていました。「イサクとリュー(誰だか知らない人の名前)の戦闘であなたの陣は破壊されました」と言う報告書…
「このタイミングでメガンテ…?…メガンテ談合!?」
当然ながらアレクサンドリアにはここまでされる謂れは全く心当たりがありません。お互いに愛し合っていたはずです。少なくともアレクサンドリアはそう思っていました。
「許せない!」
しかし失意の底にいるアレクサンドリアにできることはありませんでした。
「お困りのようですね?」
振り返るとそこには記者風の男が。
記者風の男は週刊ラドナックスと言う会社に勤めている記者でした。
アレクサンドリアは一部始終を記者風の男に打ち明けます。親身に聞いてくれる記者風の男。
週刊ラドナックスはイサクが談合メガンテをした可能性があること、アレクサンドリアが談合メガンテをされたと考えていること、またそのような目に合わせる理由がないことを記事にしました。
【イサク メガンテ談合で元彼女Aを侮辱か?】
ところでその頃イサクはと言うとキャリア街道を突き進んでいました。
と言うのもこのイサクと言う男、少し旧弊な考えの男で家庭を持つなら家計は男が支えるのが当然と考えていました。
そのためアレクサンドリアと結婚するには安定した収入が必須であり、そのためのキャリア形成のために数年間距離を取る必要があると考えていました。アレクサンドリアは共働きでも全然意に返さなかったでしょうが。
そこに来て突然のメガンテ談合疑惑。これはイサクを困惑させました。
なぜなら心当たりがなかったからです。
会社での立場が苦しいものとなっていくイサク。必死に弁明をしますがあの週刊ラドナックスが綿密な裏取りをしたと自信を持っている記事です。しかも、ソースがアレクサンドリア。なんで…?
ところでイサクがメガンテを発動させた時に攻撃した陣の城主名のリュー。これは週刊ラドナックスの記者の陣でした。
週刊誌の記者は基本特ダネを狙っているためターゲットのベタマスにメガンテを入れた陣を作って張り込むのが常でした。
あの日もイサクはアレクサンドリアに自分が出世して安定した収入を得られるまで待って欲しい、出世したら結婚して一緒に暮らそうと説明した後、アレクサンドリアの陣の近くに不審な陣を発見し念のため陣払いをしてその場を去っていました。
そして、イサク側は週刊ラドナックスを名誉毀損で訴訟。日本円にして5億円前後を請求することになりました。
専門家の間ではこの裁判は長引くとされ、仮にイサクが勝ったとしても500万取れるかどうかだし、イサクのキャリアは当然絶望的だろうと考察されています。
これはよく知られている話ではありますが人間はあまり頭のよい生き物ではないため、「メガンテ談合をされた可能性がある」と「メガンテ談合をされた」の区別がよく分からないとされています。
一方、犬や猫は比較的頭がよく、教えればトイレの場所をおぼえます。偉いですね。
週刊ラドナックス側はイサクがメガンテ談合をしたとは書いておらず、イサクがメガンテ談合をした可能性があることや、イサクがメガンテ談合をしたと考えている女性がいると言う事実のみを語っているため恐らく裁判で大きく負けることはないと考えられています。
2-3.外道鳶陰
3705果心居士の初期スキルで戦闘勝利時に攻撃側の被害兵数を増加させる効果を持ちます。
被害兵数に上限がなく防衛側が勝利判定を出すと攻撃側は部隊壊滅を余儀なくされます。
最近では開闢ノ逆鉾や十死一生などの壊滅防止スキルがありますが、当時は壊滅防止系スキルはメジャーでは無かったため負け判定が前提となる盟主戦の停滞に一役買っていました。
壊滅防止スキルの普及によって現在では外道鳶陰は前提のような環境にはなっていますが、慢性的に攻撃が来ない固くて攻めてもらえない同盟などでは「外道鳶陰で吹き飛ばすより外道鳶陰を入れずに2回殴って貰った方が得じゃね?」「3705果心居士入れるより火力部隊入れた方が強くない?」と言う認識が広がりつつあります。
2-4.月狼貴妃
2759吉川夫人の初期スキル。攻撃側の破壊をカットします。
このスキルも重複に上限がないため、2759吉川夫人5枚入りの拠点はどんなに負けていても陥落しないと言うことが起こっていました。
現在では対策スキルとして外法虎影があり、枚数対決になると言う可能性はあるものの基本的には攻撃側が有利になるようになっています。
2-5.まとめ
環境にいる害悪スキルまたは害悪スキルだったものの多くの共通点は「ゲームバランスを大きく破壊している」「対策スキルがない」になると考えられます。
慈愛の艶牢はまだ攻撃側の攻撃間隔を伸ばして時間を稼ぐと言う戦略的価値が見いだせますが、メガンテになってくるとこれになんの戦略的価値があるのか疑問になってきます。
「位階オンならメガンテが効かない」くらいはあっても良いくらいにゲーム性がないスキルと言えます。
3.難攻不落の天守は害悪なのか
2589難攻不落の天守が害悪かどうかについて考えてみます。
3-1.ゲームバランス的にどうか
2589がゲームバランスに与えた影響を考えてみます。
2589難攻不落が環境に与えている影響は「本丸防御陣形の火力強化」と「本丸防御陣形の破壊強化」に大別されると思われます。
「本丸防御陣形の火力強化」に関しては、26章がソロ攻撃の過剰なインフレの章だったこともあり、「難攻不落の天守のせいでソロ攻撃が辛すぎる」みたいな事態にはなっていないように思います。むしろソロ攻とソロ防のバランス改善にはなっているでしょう。
問題は「本丸防御陣形の破壊強化」です。
2589難攻不落の天守が出てきてからやたらと破壊系の防御が増加しています。
個人的には破壊防御と言う概念はもともと存在しており、2589難攻不落の天守がいないと破壊防御は成り立たないと言うことも全くないため環境に適応した結果では?とは思うのですが2589難攻不落の天守は2566吉乃や1187宇喜多直家強化のための側面が強く、2589難攻不落の天守を使うなら破壊防御にするよねと言う運びになるのは当然と言えば当然なので2589難攻不落の天守が破壊防御環境とは無関係であるとは言えないとも思います。
3-2.対策について
2589難攻不落の天守が害悪かどうかを考えるために対策があるかを検証します。
また、加勢部隊として2589難攻不落の天守を使用する場合、HPが150と言うのは結構微妙だと思っています。
3-1.で火力的に対策が取れないほどではないと分かったので破壊方面での対策に絞ります。
破壊防御に勝つには「破壊勝ちする」「負傷させる」の二通りの対策が考えられます。
破壊勝ちするには天綾の誓約や10026毛利元就、外法虎影がキーになります。
甘めの破壊防御なら余裕で貫通するでしょうが、3716名古屋山三郎などを絡めた破壊防などに破壊負けすると有効打が負傷路線に流れるため部隊の縛りや素材の入手難易度で考えた場合に心もとなくなってきます。
「負傷させる」は破壊武将が居なくなるまで攻撃すれば良いと言う考えですね。
追加ダメージ系を使い即効負傷を狙う手もありますが、これは攻防差がある程度ないと成立しません。
妙計暗躍を前提に勝利判定を出すと大体3回、よければ2回で破壊部隊が剥がれることが多いです。
真言念波3176名古屋山三郎が厄介ですが、破壊列以外の武将や加勢が先に剥がれるのでなんとかなる印象です。
妙計暗躍がないと結構厳しい気はしますが専用の部隊が必要はないため汎用性に優れます。
4.結論
・2589難攻不落の天守は破壊環境に影響は与えているものの対策が不可能と言うわけでもない
・ソロ攻撃とソロ防御の格差を埋めるのに現環境では破壊が必要だと考えられる
・破壊防御の対策として運営側が「破壊攻」のような安易な対策スキルを配布するのは望ましくない。破壊で守れないならその先がないからである
・破壊防御を相手にするのはテンポが悪いと言う事実は否めない。昔のように撃破戦功の補正が高い仕様なのであれば破壊防で耐えられても撃破戦功(戦果)が高ければ納得して攻略ができたりするのだが…
・盟主戦環境は一応直接的な対策スキルがあるが、破壊の押し合いが発生するとダルい。が、現状そういうことは起きていなさそう
・以上から2589難攻不落の天守は対策を要するカードではあるが害悪かと言うと疑問がある