こんにちわ、芹です。
唐突に「模様替えしよう!」って思ったんです。
普段は全然掃除しないし、整理整頓も苦手。
だからそう思い至った時も部屋の中はグチャグチャ。
しかもまともな掃除用具すら持っていないレベル。
なのにどうしても模様替えしたくなって強行突破しました。
ワンルームアパートの狭い部屋で、ベッドや机を少しずつ動かして、
100均で買ってきた箒を使って掃除しつつ、まる一日かけて部屋を改造しました。
元々ベランダの窓がベッドで塞がっていたのですが、ベッドの向きを変えることで風通りが良くなるように配置しました。
要らない物は思いっきり捨てて、古くなったものは新調しました。
そしたら、ものすっごく素敵な部屋が出来上がりました。
いつもの私なら、大きな物を動かしただけで満足してしまうのに、
今回は引き出しの中の整理まで行いました。
飽きることなく楽しんでやり遂げました。
それだけでもすごいのに、もっとすごいことが起こりました。
翌日目が覚めて、窓から入る風が心地よくて、思いっきり伸びをすることから一日が始まりました。
綺麗な部屋で食べるお茶漬けは、びっくりするくらいに美味しいと思いました。
朝食を食べて身支度をして、それでも時間が余ったので、優雅に紅茶を飲んだりしました。
特別な紅茶じゃなくて、スーパーで買えるスティックタイプのやつです。
でも、それがめちゃくちゃに美味しいんです。
バイトを終えて、買い物をしていた時も普段と違いました。
頭の中で自動的に「冷蔵庫に余ってる物」を考えて買い出しをしました。
アレをアレして、コレをコレにしよう。
思いついたメニューは別に変ったものじゃないです。
豚バラ大根煮と豆腐の味噌汁です。
でも普段の私じゃ絶対につくらないです。だって面倒だから。
それなのにルンルン気分で買い物を終えて、綺麗な部屋に帰ってきて、
お腹が空いてるのにオヤツも食べずに米を炊きはじめました。
これまでの私なら、そんな時間のかかることをやるわけがありません。
だって面倒くさいから!
それなのに、ずっとルンルン気分なんです。
米が焚けるまで、棚の中をもう少し良くしようと整理したり、
ついに購入した掃除機で部屋を掃除したり。
これまでの私なら、一度箒がけを行ったら平気で数か月放置でした。
目の前に髪の毛が落ちていても、それがどんどんたまっていても無視してました。
それなのに、昨日散々綺麗にした床に掃除機をかけてるんです。
それもルンルン気分のままに!
余談ですが、私は社会人になるまで「毎日掃除をするもの」とは知らなかったんです。
家がいわゆる「片づけられない家庭」だったもので、普通の人は毎日掃除をしないんだと思ってました。
でも社会人になってある時、会社の人が「掃除機は毎日かけるものだよ」と言っていたのを聴いてカルチャーショックを受けました。
それを知ってもこれまで掃除機すら購入する気にはなれなかったのです。
それなのに!
連日、ルンルン気分で掃除機掛けをしているなんて!
そうこうしてると米が焚きあがりました。
私は一つ口コンロしか持っていないので、味噌汁と豚バラを作るには同時進行できません。
だからまず味噌汁を作って、その間に大根を切って、味噌汁が出来てから豚バラを作りはじめます。
広くはないキッチンだから、味噌汁鍋をよけておく空間もさほどありません。
だからこれまでは鍋を二つ使う料理なんてやってきませんでした。
でも不思議と、キレイな部屋だと工夫するもんですね。
うまい事どうにかやって無事に料理が完成しました。
お茶碗とかも持ってないので (普段はタッパーで食べてる)ありあわせの食器でしたが、
一汁一菜定食の出来上がりです。
炊き立ての米、熱々の味噌汁、出来立ての豚バラ煮。
それからお気に入りの湯飲みに煎れた黒豆茶。
物がゴチャゴチャしていないテーブルの上にそれらを並べていただきます。
「………!!!」
もうこれが、本当にびっくりするくらいに美味しく感じるんです。
味付けは市販のタレを使ったのでそりゃ美味しいに決まってるんだけど、
そういうことじゃなくて。
ここ最近「好きだったはずのもの」をいくら食べてもおいしく感じなかったんです。
誰かと一緒に食べなきゃ美味しくなくて当たり前かも、なんてことも思ってました。
でもね。違うんです。
ものすっごく美味しいんです。
私の中にはちゃんと、それを感じ取れる心が残ってたんだって気づきました。
最近知り合いが言ってたんですけど、「山での生活はゴロゴロしてる時間なんてない。生きることを全部自分でしないといけないから。でもそれが楽しかった」って。
その時は「ふーん」くらいで聴いてました。
でもやっとわかりました。
私は今まで「生活をちゃんとしてなかったんだ」って。
時間に追われたり、凝り固まった思考で決めつけたり、面倒だからでテキトーに済ませたり、
お酒でごまかしたり、見て見ぬフリをしたり。
そういうのは「生活してる」って言わなかったんだな、って思ったんです。
一人暮らしを10数年やってきて、できてるつもりでいたけど、そうじゃなかったんだ。
もちろんこれまでの私は必死で頑張って生きて来たわけだから、これまでの生き方を否定したいわけじゃありません。
そうじゃなくて、心にゆとりがあったらこんなにも「生活が楽しいと思えるんだな」ってわかったんです。
いつもなら食べた後の片付けをせずに放置したり、料理中に油ハネで壁を汚してもスルーしたりしていたけど。
そんなのすぐにやればいいじゃんって、めっちゃ普通に思ったんです。
当たり前のことしか言ってないけど、これまではその当たり前が出来なかったんです。
やらなければいけない物って思い込んでたのか、自分には無理って決めつけてたのか、その両方か。
でも今日の私は違うんです。
後片付けも、余った食材を明日の朝ごはんに回すことも、料理で汚した壁を拭き掃除することも、
「楽しい!」と思ってやってるんです。
「そんなの部屋がきれいになった最初だけだろ?」とか言われるかもしれません。
でも、これまでの私は引っ越ししたての部屋だろうと、新年一発目で気持ち新たな時でも、
「しなくてはいけないこと」を「楽しい」なんて感じたことが無いんです。
そうして気づいたこと。
心のゆとりに必要なのは「快適な生活空間」なんだということです。
これまでは時間にゆとりがないと、お金にゆとりがないと、その両方がそろっていないと心にゆとりは持てないと信じ込んでいました。
あらゆる引き寄せ関連で言われている「部屋を綺麗にしましょう」系も、興味が無くてちゃんと聞く耳をもっていませんでした。
でも「そういうことか!」って思いました。
今の私は仕事も変わっていないし、だからシフトもお給料も特に変わっていません。
変えたのは居住空間だけです。
いつも自分がすごす部屋が、自分にとって心地いいかってことがものすごく重要だってわかりました。
「家なんて風呂入って寝るだけだからなんでもいいだろ」って思ってた時期もありました。
高級マンションで贅沢な家具に囲まれてないと「良質な空間」とは言えないだろうと思っていました。
でも全然そんなことじゃなかった。
築30年くらいの家賃3万円くらいの、隣の部屋の声が筒抜けるようなアパートだけど、
自分にとって心地いいって思える空間は作れました。
家具も変えてません。この3年ほどずっと使ってる、知り合いに譲っていただいたお下がり家具がほとんどです。
配置を自分にとって楽だと思えるように導線を変えて、よく使うものとそうでない物で収納を考えて、ほぼ使ってないものは思い切って捨てる、それくらいです。
ただ、ひとつだけこだわったスペースがあります。
ずっとベッドで塞がっていた窓際に小さな机を置いて、「美味しい珈琲を美味しく楽しむための場所」にしたんです。
その机にはなんにも置いていません。
ただ珈琲が飲みたいなって思った時に、窓を開けて、外の音を楽しみながら珈琲をいただくといういことを想定としてつくった場所です。
狭いワンルームなので、そのスペースを確保するためにそのほかの配置は工夫しました。
その甲斐あってか、本当にものすごく素敵な部屋になりました。
そして、普通の生活をすることがグッと楽しく感じられるというビックリなオマケもついてきました。