「噴飯物」について | JOKER.松永暢史のブログ

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17日朝、定期検診に近くの医院に行った。

朝から飲み食いするなということだったが、お茶くらい良いだろうと勝手に判断して、自転車で出かけた。

割と混雑していて順番を待って、受付で用意した「大」「小」を渡して、座って待っていると、後から来た老人が問診票の書き方がわからない(本当は書いてあることが理解できない)と言って、しつこく受付に居座っているのが見えた。しばらくして、受付係が、老人が検査日を1日間違えていることに気がづいて、「明日また来てください」と追い返した。

まるでスパの貸し着のような「被検査服」に着替えて、血液検査→計量→胸部レントゲン→腹部レントゲン→眼科測定→聴覚検査と過ぎて、最後は問診で、マスクに帽子なので分かりづらいが40代後半と思われる声の大きい男性医師が、大きなモニター画面にレントゲン写真を示して、肺も胃も問題ないとなめらかに早口で説明。

最後に、私の問診票を見て、「最後のところに『神経痛』とありますが、ここは内科です」と言い、なぜか続いて、「こういうのを噴飯物と言うのですよ」と言った。

そこですかさず、「ウンコがメシってことはないでしょう」とツッコミを入れようかと思ったが、多分通じないのでそれはよしにして、代わりに、多分この男は順天辺りの出身だろうと予想をつけて、

「北里の神経内科でもそう言われました・・・・」と言いかけると、

「そうでしょう。それは北里でもどこでも噴飯物です」と遮った。

これは前の晩に医者同士かなんかで酒を飲んだ際にトンマな患者の悪口が鼻開いた時に、「噴飯物、噴飯物」と言う言葉が多重に出た結果ではないかと考えたが、

「ではこのように、左腹下から左胸まで痛いところが変わるんですが、これはどこへ行くと噴飯物でなくなるのですか」と尋ねると、

「それは、形成外科か整体」と言うので、

「どこにありますか?」と追いかけると、いささか面倒くさそうにそっけなく、聞いたことのない医院の名を口にした。

「じゃあそこに紹介状を書いてください」と言うともう一度「噴飯物」と言われるかもしれないと思ったので、家でネットで調べることにして、

「いささか噴飯物でした」と言って席を立った。

会計を済ませて外へ出ると、麗らかな小春日和のような暖かいお天気だった。