まあ忙しい。日常ではなくアタマの中だ。
毎日授業もあるが、忙しいのは書いたり考えたりすることだ。
デスクに戻ってもほとんどヒマはない。というより、デスクにしなければならないことがたくさんあり過ぎる。
こうなると、すぐ旅に出ることを思ってしまう。
その場から逃げ出したくなってしまう。
でも本当に自分のやりたいことは何か?と強く問いかけると、そこに、
「子どもたちを元気に成長させることだ」
と答えが変える。
子どもたちを元気にするとは、子どもたちに「チャンス」を与えることである。
それには、既成の大人に習った「意識」を変えることが必要だ。
「体験」の機会を与える。本来の好奇心を呼び起こさせる。
何で他の人のことを気にかけるんだ。
自分らしくていいではないか。
だから「前向き」。
必要なのは「自己表現」の実現だ。
表現しよう。
感受したことを、「表現」することを意識する。
そして実行する。
子どもたちに与えるべきことはそれだ。
キミタチは自由に表現して良い。
自分の気持ちを自分で表明するのだ。
しようとするのだ。
自分の心の中にあることを思いっきり表現しようとするのだ。
だが、「表現」するには「技術」も必要だ。
「表現」は、単なる動物的な「叫び」ではない。
「表現」こそ、人間のするべきことだ。
芸術とは何のためにある?
それは、意識を変えるため。
芸術を味わうと、考えが変わる、「意識」が変わる。
芸術の本質は、それまで誰もやっていないことをやって見せること。
それは科学の「発見」と同等のことを目指す技。
子どもたちに芸術を味わうこと、それを伝えたい。
そしてそれを「創作」に結び導くこと。
自然体験の次は芸術体験。
もっと子どもたちの中の「芸術」を味わう力を深化させたい。