本棚自動組み立てについて | JOKER.松永暢史のブログ

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これでもう何本本棚を買ったことだろう。

本棚は組み立てなければならない。

組み立てるとダンボール、発泡スチロールなどゴミの山が出る。

午前に御殿山の新事務所に行くと、そこは全ての本棚が壁に設置された一つの広い空間で、いくつかのテーブルに分かれて、ヒルネットの子どもたちが自由に自分の好きな場所を選んで何かをしている。もちろん入り口のソファを選んでいる子もいる。およそ15名。みんな楽しそうに呼吸している。活性化している。まるで新しくて綺麗な水に放たれた魚のようだ。

これは「してやったり」である。事務所全員が考えてきた「活性の場」これはすでに充分成功している感触である。

実は私は「教育環境設定コンサルタント」でもある。

私が180センチ本棚の梱包を解き始めると、すぐに三人の子どもたちが寄ってきて、「組み立てならお任せください」、「僕は電動ドライバー専門です」とか言って、どんどん梱包を解いて、「ありました。組み立て説明書です」と言って紙を取り上げた。後はあれこれ試行錯誤しながら組み上げていく。

楽しそうだ。しかもこの集中はアタマに良い。また仕事協力のコミュニケーションは、「人格」を作る。

てなわけで、まるでトムソーヤの壁塗りの如く、予定の仕事を取られてしまったので、ついでにデスクライト類の開封と設置もお願いして、自分は絵を一つ梱包して湯沢屋へ向かう。

これは約40年前に人の寄贈を受けたもので、「H」な絵である。これを教室に飾るのは是か否かと教師間で議論した結果、「まあいいんじゃない」という結論に落ち着いたが、額装古く、マットなどを含めて綺麗な形に整備したい。

吉祥寺駅東側の駅ビルkirarina8Fの額縁屋へ行くと、「これは明日専門の者が来て見ないと開封できません」と言うので、絵を預けて事務所へ戻った。

戻ると、見事に一つの本棚が完成しており、「マツセン、これをどこに置くのですか?」と聞いてくるところをみるとすでに「議論」があったらしい。

「ここだよ。さーそっちを持って」と個室のカーテンを開けると、「なんだー!そこでしたかー!!」と目をまん丸にして叫んだ。

ここでお昼になった。さあ大変だ。すでに咲き始めた桜の花を見ながらお弁当を食べるために、目の前の井の頭公園に突撃!

と思いきや、ここで相変わらずグズグズモタモタしながらガヤガヤと出て行く。

誰もいなくなった室内で、あらためて中を見渡す。

子どもたちがいなくなると、スッキリとして落ち着いた空間が浮かび上がる。

間接照明も良い。機材を搬入した宅配業者が、「ここは何をするところですか?」と火山先生に尋ねたとか。

後は、絵を選定・設置して、緑の植物プラントを購入する。それから鏡。熱帯魚水槽や「薪ストーブ」、「神棚」に至るにはまだ時間がかかる。

そこまで整備された時に、今回デザインの基本理念―「子どもに癒しを与える教育空間」の教育環境設定が完成するか。

後で聞いたが、井の頭公園は「最高に良かった」とのこと。

これから毎日お花見ができる。

明日、『日本の教育、ここがヘンタイ!』発売開始。ぜひ周囲の人へのお勧めをお願いする。