もうやめろ、大学入学共通テスト | JOKER.松永暢史のブログ

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今日も寒風コロナ下の中、名前だけ「共通テスト」と名を変えた国家による全国統一試験が行われた。

なんで国公立大学進学のためにわざわざ2回も試験を受けなければならないのか。それは「謎」である。

なんで一つの私立大学を志望すると7回もの受験が可能になるのか。それも「謎」である。

新聞朝刊に載った国語試験に目を通して見たが、これは多分「易化」のつもりでまたしても「難化」の結果になってしまうことだろう。

もう出題文は何でも良い。設問レトリックの意味を読み分ける力があるかないかの、しかもその能力をわざわざ記述解答ではなく選択肢で選ぶようにする試験がこれである。

記述試験をすると全体試験採点ができなくなるのはわかる。しかし、実はそれは「無解答者」が多くなるためである。

ゆえに、正解文が一つで後は「ウソ」が書かれていることを見抜くために、一生懸命意味のない文章を読むことが強いられる。

本当にオマエら「大人」か?オマエら子どもにそんなことのためにアタマを使わせて意味があると思っているのか?

チョー賢いオマエらだってそれに気がついていることだろう。

選択肢を選ぶことよりも、自分で正解答を考える方がまともなアタマにはよっぽど必要なことなの。

単に試験をして金を集めることだけが目的なのは見え見え。

明らかにこんなことを若者に強いるのはナンセンスである。

これは、単に駒場のコンピューターを動かして国民データを取りながら、それに関係営業する、東大教育学部出身者、文部官僚天下り指向諸君、各種関係法人、そして受験業界が潤おうためにやっているとしか思えないことである。

彼らは教育というもの巣食う「グル」なのである。

自分たちより「バカ」が、「洗脳」に気がつかないことを利用して、ついでに自分の立場を有利に進めて利益を上げようとするものたちなのである。しかも「教育」というものを使って。厚顔無恥の破廉恥極まりない連中なのである。

われわれは、逆にこういう人たちのことを「バカ」とはっきり呼ぼう。未来社会を背負う子どもたちの育成よりも現在現時点の自身の利益と保身を優先する、大学経営者同様、「社会的上層者」と認めることのできない人たちの集団であると。

新聞だってそうである。新聞では、センター試験(共通テスト)掲載のために2日間で16面を割く。下の方の2段は、予備校による分析か、予備校の広告が載る。大手新聞の全面広告の値段は1000万円以上であろう。すると新聞社は、これを刷るだけで2億円近い収入を得ることになるからこれまた「グル」である。よくもまあ政界の「賄賂」を記事に刷る資格があるものである。ともあれ新聞は、センター試験的試験を経済的理由で否定できない。そしてその総費用は自分で交通費を払って会場に行く受験生たちの親が払うのである。

こんなバカなことはすぐにやめるべき。

高大接続システム改革も要らない。

即座にやめるべきなのがこの子どものアタマを破壊するこの試験なのである。

以上当然の如く、このブログは「冗談」で書かれておる。