検事長のチョンボについて | JOKER.松永暢史のブログ

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麻雀とは人間が産んだ最高に優れたゲームの一つだと思う。またそうしたものに多少の金銭をかけて遊ぶことは、カジノなどから見れば可愛いものである。

賭け事は悪い→それを検察トップが行う→許せないことだ。

これはことの本質を矮小化するもので、メディアの大衆誘導がかくも簡単に行われることが分かる。

問題の本質は、検察トップが長年に渡り新聞関係者と私的な交流を続けていたことである。これは定年延長法改正の背後にあるものよりも由々しき問題である。批判しているはずのジャーナリズムが、その情報のもらい先が検察トップであるというのは、この社会についての何もかもの正のイメージを粉々にする。

それにしても、どうして密室での賭け麻雀がバレるのか。まさか参加した朝日新聞記者が「特ダネ」として漏らすのか。そんなことがあるはずがない。ここで最も問題なのは検察と新聞の癒着なのであるから。事実サンケイも、朝日も「きわめて不適切」とか謝罪しているが、これもゴマカシである。問題はこんなことがずっと続いてきたという事実なのだ。これはアベカケハニューダゴルフなどよりマズい。

それにしても、実際の検事正と新聞記者(と言っても年期の入った者たち)との麻雀の様子はどんなんだろう。想像するだに笑いがこみ上げてくる。

マスクをした新聞社が、同じくマスクをした検察の目を覗き込む。

「クロカワさん、手が早そうですね、じゃ、先手を打ってリーチと行きましょうか」

—待った。キミは官邸の忖度という言葉を知っているかね。私もリーチ。

「オッさすがですね。やっぱりすでにテンパってましたか?どうダこりゃ!」

—ロン!メンタンピン一発イーペイコードラドラ。そしてウラドラは、おう悪いね。倍満だ。

「ちょっと待って下さい。先生、それはチョンボです。パーピン切ってありますからフリテンです」

—うーむ、なんたることだ。この忖度を知らないバカめ。オレは首相級とやる時はそんなのは見逃すね。

「そんなの無理ですよ。長年の付き合いでやっているんですから。それに金がかかっているんですから」

—分かったよ。ほれ二千四千。さーもっと行こうか。久しぶりで思いっきり楽しむぞ。忖度やコロナなんてくそくらえだ。

「さすが。ところであのおバカでどうしようもない政治家の先生たちはこのGW何をしているんでしょうかねえ」

—そりゃコロナのおかげで忙しくて休みなし。おまけに、本線の経済活動の損失がデカくて、胃薬飲んでいる人も多いって話ですよ。

「ほう、実はね、」

—実はなんですか?

「あのね・・・」

こうした「協議」は手積みで行われるのであろうか。それとも機械でやっているのだとすれば、それはどこのメーカーのもので誰の金で買ったものなのか。いずれにせよ今度からはオンラインで支払はビットコインでということになるのか。まあ本当に愉しそうだ。徹夜でやるのも分かる。我々も是非その場で感染、いや観戦したい。

しかし、ここに、最もこれに腹を立てる立場にいる者がいた。それは、休日でネタを求める読者のために、というより編集長の命令で、このところずっと検事長の動きをリークして休みなしに働いている週刊文春記者だった。実はこの記者の周辺にすでにこの麻雀協議会に参加していた者がいたのではないのか。自分が張り込みをしている相手が、自分より遥か高学歴の面々で、それがこのコロナ規制下でも充分に友と交歓する余裕がある。自分は3食コンビニで雨の日も熱の日も、秋霜烈日、張り込みをしている。家族のことなんて考えてるヒマがない。この恨みハラさでおくべきか。

しかし、もう遅い。検事たちは、文春幹部も「協議会」に招くべきだった。

最早言うまでもなく、このブログは「冗談」で書かれている。

 

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