30日に春のパーティーを開催予定だが、昨日筆者が事務所を使わない時間を尋ねられた。
なんでかというと、バンドの練習のためだそうである。
「ブイネッツ」と言うのは何ともダサいバンド名だが、なぜか子どもたちは、先生たちが演奏するのを見るのが好きである。自分もそうだったが、先生たちのふだん見せない姿を目にすると、何だか安心したような気持ちになったことを覚えている。そこでは「先生」ではなく、「人間」の大人としての姿を見ることができるからだろう。
V-netの指導者たちの共通点は、なにか?
先ず第一に考えられるのは、全員が「書き手」であることである。彼らは自分の書いたものが活字に印刷された経験を持つ。それに年中文章を書く。筆者を初め全員ブログも書く。つまり全員文章表現する人たちであると言うことである。「書き手」であるからこそ作文の指導ができる。国語の指導ができる。
次に考えられるのが、全員読書家であることである。「読書狂」と言っても良いかもしれない。暇があるとテレビを見ないで読書する。絶えず何かの本を読んで生活している。そしてメディアでは得られない「情報」と「思想」を得ている。映画に詳しい人も多い。
次に考えられることは、全員が芸術愛好家であり、同時に表現者であることである。彼らは心情表現の大切さを知悉している。小説や物語を書く者もいれば、劇作・舞台制作をする者もいる。映画制作者研究者もいる。そして全員が楽器を弾いて演奏する。
こうして考えてみると、意外に共通点が多いものだ。そして、この人たちは敏感であるからこそここに自然に集っているのかもしれない。
まだある。全員娘を持つと言うことである。娘を持つと言うことはその前に奥さんがいるということであるが、彼らは家庭を非常に大切にする人間たちである。むしろそのためにこそ仕事をしているようにも見える。授業が終われば真っすぐに家路に着くし、家族のために休みを取ることを忘れない。仕事より家族を優先する。
この春、物理、化学、数学の大学受験指導が可能な森川先生が、お母さまと暮らすために帰郷されることになった。彼には家族がなかったが、やはり家族を大切にすることには変わりがなかった。最後に話した時に、「v-netで指導経験があることを経歴に使ってもよいですか」と尋ねられてとてもうれしかった。
このブログを読んでいる理系の個人指導者も、パーティーに顔を出して、ブイネッツの演奏を聴いて欲しいものである。