仕事机の上に、読み止しの文庫本が散らばっている。
『ラッセル結婚論』—これはすでに『幸福論』と『教育論』は読んでいるので、そのおまけ。
それから芥川の短編集—これは生徒に読ますものを選ぶため。
ベルグソン『笑い』—これは今週からリベラルアーツ上級で用いる。
モリエール『守銭奴』—これは何度も読んだことがあるが、『笑い』を読むのに必要。
バルザック『サラジーヌ』—たまには高級ワインも嗜む。
ゲーテ『ヴィルヘルム・マイスター』—これは読んでしまいたいがなかなか一気に読めない。
机の上はこうであるが、その脇の台には、ありとあらゆる単行本と新書本が重なる。
現在執筆中のもののための「資料」もある。
最近寝床で読んだのが、千住文子『千住家の教育白書』。
これは芥川一家よろしく、子どもが全員芸術家になった家の話で強く共感して読んだ。
このブログの読者にも一読をお勧めする。
後は『源氏物語』。これは『新潮古典文学集成』で、相変わらず『澪標』あたりを読んでいる。何度読んでも驚いてしまうが。「驚く」の逆ですぐに眠りに陥ってしまう。
この満月から新刊書の執筆を開始する。出張も講演も、もちろん授業もある。
それが終われば花粉が来る。
春は目前だが、寒さの中、受験生諸君は健康管理に留意するようにして欲しい。