9日午前、合間をぬって市民プールへ行った帰り道、武蔵野市立大野田小学校の前を過ぎようとすると、そこはやや人でにぎわっており、横断歩道の所では交通整理のおまわりさんもいる。おまけに消防自動車も来ている。と思うとかすかに煙の匂いがして、自分に嗅覚があることを思い出さされる。
入り口立て札には、『どんど焼きとむかしあそび』とある。
これは付近の吉祥寺北町にある「けやきコミュニティーセンター」が主宰するもので、当ブログで、つい数日前「小学校の校庭で焚火をやらせろ!」と書いたばかりだったので、驚くと同時に嬉しかった。思わず自転車を降りて見学しようかと思ったが、奥に見える人と煙はもう終わりを告げているようである。
しかし、自分のアタマの中には大きく焚火の炎が燃え上がった。
やはり焚火をやるしかない。
この試みは、年に一度とのことであるが、毎週のように校庭で一日中焚火をするようにして欲しい。
何も消防自動車は来なくとも、消防署の人に参加指導してもらい、徐々に焚火の管理の仕方が定着して行くことが望ましい。
まずは校庭のどこかに炉を切るか、キサラガマやドラム缶を持ってくるかしてすればよいが、けやきコミセンで小さいのをやるならなんとか許されるようにならないものだろうか。近々この素晴らしい企画を立案実行しているコミセンを訪ねてみようと思う。
最近、あちらこちらで焚火やキャンプに出かける家族が増えているそうだが、まだまだ世間一般には焚火の体験の大切さが充分に伝わっていないと思う。子どもに焚火の体験を与えないのは、教育にとって「片手落ち」どころか、その本質が分かっていない大人たちと言えるだろう。
「けやきコミセン」—そこにはこれを分かっていた「賢者」がいるはずである。