蓼科 | JOKER.松永暢史のブログ

JOKER.松永暢史のブログ

教育相談、執筆・講演依頼は松永暢史公式サイトよりお願いします。

開けて6日の茅野市の音読講演は好評だった。
会前に前日の講演内容が上手にまとめられて地元新聞などに載ったのを知る。
主宰は「読りーむ in 茅野」—そもそも本の読み聞かせに従事している人たちが多いためか上達が速い。
講演を無事に済ませ、信州風樹文庫に案内される。
ここは、岩波書店創業者の岩波茂雄氏が資金援助したことを始まりとして、戦後も岩波書店刊行書の寄贈を受け続け、それを収めている。
昔手にした本が沢山あって懐かしかった。
LDで上手に学校で学ぶことができなかった今日の私を作ったのは、岩波文庫を主体とするこれらの本の読書だった。
その後、蓼科の旧知宅を訪問する。
海抜1000m。これは寒い。そして冠雪した八ヶ岳は本当に美しくて見飽きない。
米沢集落にある塩壷の湯に入る。
泉質が強く、入浴後かなり脱力する。
「旧知」とは、娘のモンテッソーリ幼稚園時代の先生のご主人。
夏期に園の手伝いの合宿でご一緒したことがある。
都立高の教諭を退職後、蓼科に移り住み農業を始めて今日に至る。
これは自分がしたいと思っている生活に近いが、隣近所には皆煙突がついているのに、なぜかこの家には薪ストーブがなかった。
「農作業で手一杯、薪の準備まで手が回らない」とのことであるがもったいないことである。
午前6時。気温氷点下5度。
庵主たちが起き出す前にこれを書いた。