7月初頭雑感 | JOKER.松永暢史のブログ

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読者の皆様に御礼申し上げる。
ただ今、雨の日曜日の夜前。中3→小6→中3と教育セッションを終えて帰宅したところです。
今日もこれからまたいくつか、V-net夏期講習のための文書を含め、いろいろ書かなければならないのですが、「前回が6月19日付け」とは、十日間以上も空いて人をバカにし過ぎ(すでに愛想をつかされている)と思われてもしかたないが、ちなみにちょっと考えごとを多くするとあっという間に時が経ってしまう。これを「老化」と見なされないためにもこれを書かんとす。何度もクリックして下さった方は御免なさいね。
やらずに済ましてしまったことも多いが、得意技の「早く飽きる」ですでにネットについてもアキがキている。というより、いよいよバカバカしくて読んでられない。
一方で最近妙に自然に「謙虚」である。自分の言いたい放題にみられる私が今さらそんなことを言っても笑われるだけであろうが、最近、自分という存在の小ささと言おうか、自分と言う人間の大したことのなさ、単に周囲に助けられて息しているだけの存在であることが妙にリアルに感じられるようになっている。同時にだから、そこには他者へのまなざしをより暖かいものへと自然に変換しつつある自分があるとも認識される。これは「反省」ではなく、「現実の認識」である。生物学的な認識であるともいえる。

—オレもアホなら、みんなもアホじゃん。だったらせめて、たとえダマす側には回れなくとも、ダマされる側には回されないようにしなければ、本当に「アホ」にされてしまう。

事故が起こった場合の対処法が明示される前に、原発再稼働は決定された。
可能性が低いことを「安全」と言い換えるのには聞き飽きた。
「原発を再稼働していく方向性がなければ国家が破綻します」
しかし、現在の日本人が、この類い稀なる自然環境に恵まれた島国で、自足時給の農業生産ができないわけがない。
もし全ての家がビルが、太陽光発電と風力発電と太陽光熱変換と緑化に最大限の協力をすれば、少なくとも家庭の電気は限りなく少量の消費で済む。冷蔵庫のために自転車を漕ぐ子どもがいても良い。
破綻するのは「経済」であり「国民」ではない。
だいいち、もしここまで「効率化」を追求した国家が破綻すれば、世界全ての国家がコケざるを得ないということになろう。
増税は分る。でも「消費税」というのはいただけない。
なぜなら、消費税とは弱者を圧迫する税だからである。その代表は節約して生活せざるを得ない人たちである。
これに弱者を騙し続けた自民党が賛成するのは当然のことだが、弱者の代表であるはずの公明党が資本主義弱肉競争原理を飲む姿を見るのは私にとって全くの謎である。何を考えているのであろうか。労働組合系の民主党もバカとしか言いようがないと思われる。
するべきことは既成の仕組みの中で「儲かっていた」人たちから金を取ることである。
無駄な電力を使っていた(いる)人たちを対象にすることである。
したがって、庶民のするべきことは限りなく電力を使うことを避けることであり、電力会社のするべきことは電力料金の企業向けの最大限の値上げである。
限りなく電力消費量を軽減させ、しかも可能な限りソーラーパネルや風力を使い、野菜を自作し、徒歩や自転車を使い、どうしても必要なことだけに金を使い、余暇は金のかからぬ社会参加や芸術活動を行い、消費より自己向上を優先してそれを未来の利益に結びつけるーこうしたとき、生活費は可能な限り削減し、したいことのためにどうしても必要な金を得るためにだけに働くことになる。
日本人全体がこう思考することを何とか食い止めようとすることの象徴が、消費税増税であり、原発再稼働である。
私はデモには行かないが、その代わりにこれを書いた。