原発再稼働 | JOKER.松永暢史のブログ

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日本人は、原発の再稼働がなければやっていけないらしい。
それは暑さのため?
違うだろう。
飢えならともかく、暑さぐらいなら我慢できる。
だから、原発再稼働の方向性は、そうでなければ経済がやっていけないからというのがその本当の理由だろう。
現在日本の電力消費に対する使用料の90%は国民が支払っている電気料金である。
全体の60%の電力を消費する企業は、「ただ」同然に電力を使う。
企業を経営する人や勤める人にとってはそれでも良いことかもしれないが、そうではない人たちにとっては「何のために余分に払わされるのか分らない支出」であろう。
貧しくてやっていけなくなるシャッター商店街の店主と、企業として大規模な電力を格安で使うことができる企業とでは勝負の結果は明らかであろう。また、個人的「金持ち」にとっては電力料金値上げなど大した増額支出ではないはずだ。
分っていることは、原子力が「格安」のエネルギーであることである。
でもそれを用いても国民が「得」をすることはあり得ない。
国民のするべきことは何か。
それはできるだけ電力を使わない様にし、電力値上げに反対することである。そして、原子力利用に反対することである。
これを同時に自発的に行う。
そうすると電力会社は、いずれ原子力発電以外のエネルギー源を求めることにならざるをえないから、水力だとか風力だとか太陽光だとかを目指さざるをえなくなる。
でもそれでは「ぬれ手に粟」の儲けを得ることができない。
放射能が漏れない様にするのではなく、放射能漏れをただちに解決する技術の提案がどうしてなされないのか、素人の私には疑問である。
そろそろ誰かが「人類発展の象徴の科学には、危険や失敗がつきもの」という哲学をネット上で述べ始めるに違いない。
原発再稼働に勇気を!
なんちゃってね。

16日リベラルアーツ(初級)は、『論語』から為政第二を通読。「古くさいところもあるが反論できない言説が多い」と感じる自分たちがその伝統文化の中にいることを意識する様に示唆した。自分たちの依拠する文化思想をその原典にあたって客観化すること、それが真のリベラルアーツ的効果である。追参加者も期待する。「初級」は、第一第三土曜日18時より。