石川遼選手の無免許運転について | JOKER.松永暢史のブログ

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そもそもこの問題は、どうして米国では一発試験だけなのに国内では教習所通いをして多額の費用を支払わなければならない仕組みになっているのかということに行き着くと思う。「3ヶ月」というのが、「だったら、教習所に通う方がまし」と思わせるための方策でもあるのは明らかだろう。若者には留学以外に手がない。
我が国の交通教育に大きな寄与をもたらしていると思われる教習所の教官、特に所長級はほとんどが元警察官乃至はその関係者であろう。
「免許」とは、実際の能力のことではなく、この資格を取らないとこれを所有しない他者に法的資格を与えないという「規制」である。
何で免許修得ばかりか更新にも少なからずの金を取られるのか。
それは、この「仕組み」によるお金が欲しい人たちのためである。
諸君は更新時に受け取る書物を返還すると、その代金が得られることをご存知だろうか。
これは我が国における旧態然とした悪しき習慣であろう。
したがって、このことを厳しく規制する見解を述べれば述べるほど、逆にやがて当局者は窮地に陥ることになるのは村上インサイダー問題と同じであろう。
同様なことは社会の随所に散見される。
規制すれば規制する側が儲かる仕組み。
私は規制が全て悪いとは思わない。
しかし、道路を事故なく運転できれば、本来「資格」は必要ない。だいいち文盲者はどうするのだ。
ついでに言わせてもらえば、税金で造った道路に通行税を課すのはおかしい。
それに、外国では運転できても国内では運転できないというのはどう見ても矛盾である。
だから、本来このことの問題は、事故を起こした時点でこそ生ずると考えられるのである。
事故を起こす前に「前科もん」で、罰金10万円。
これを大きなニュースにしたのはどなたであろうか?
「通算3ヶ月以上に相当」ということにして不起訴が正しいのではないか?