近地満月WAVEを利用して、リライター氏が勢いよく原稿を送ってきている。今日は気合を入れてその打ち返し。
しかし午前原稿ある程度やるとすでに「up」。すぐにプールに行って気分転換し、買い物もして帰宅すると、もやし山盛りチャーシューメンを作って食べた。
13時に事務所へ出て、ヒルネット生外出中に、2水槽の水替えを行う。
14時から、高校生和笛吹きと授業。
今日はいつもやる京大国語はやる気分ではない。
「和歌を楽しみたい」と言うので、それならばと、『和泉式部日記』音読。
やはり和泉式部は歌が巧み。
相手の宮が若く見える。
これを散々読み散らかして楽しんで、残り5分で『蜻蛉日記』も読む。
―なげきつつ 一人寝(ぬ)る夜の 明くる間は いかにひさしき ものとかかは知る
これは、20歳前に関係を持ち、初子道綱を産んだ直後に、夫兼家に向けて詠んだ歌である。
これは「技巧」ではなく本心であろう。
一度関係ができた年上男への、女性ならではのおもひ。
感受性に優れる女性が、権力者である「夫」に翻弄される有様。
そこには「女」として生まれた者の「悲劇」がある。
和泉式部が若い敦道親王を「手玉」に取るのとはまた異なった世界である。
終わると帰宅して、すぐに全ての原稿を打ち返した。
明日朝満月なので、今日の月は大きく明るい。
さて何を夢見んとするか。