アウトプットをするからこそ。 | SPACE BOX

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放浪理系ラテンジャズミュージシャン碧川サヤカ(さかいさやか)のページです。
日々の出来事や思いをつれづれなるままに。科学と日常、音楽と、好きなものを好きなだけ語ります。

インプットの内容って重要なのだなと思う。

アウトプットするには、そのためのネタが必須だ。余りにも多すぎる情報があるなかで、何を取り込むのかを決めるのは思っている以上に重大なことなのかもしれない。

どうしたいのか、どうなりたいのか、
何が欲しいのか、何を手放したいのか、
………その意識によっても、採択されるものは変わってしまう。


音楽でもそう。
どんな音楽を聴いてきたのか。どう関わって来たのかも、歌い回しやフレーズに現れる。


実は今年は特に、アドリブの思考停止が断続的に続くという現象が起こっていた。

確かに曲はそれなりに聴いてはいるが、聴き込めていないのもある。ただ、何よりも、『出涸らし』状態でネタが尽きた気がしてふと自分自身に飽きるという痛い状況があったのだ。

聴く力が弱る→インプットが落ちていた。
結果、急激に頭が回らない(無心の領域にまで行ければその方がよいのだが)状況のなかで、音の選択肢が見えなくなってしまったのだ。
今回の場合、あまりにも『無い』ということに囚われてしまっていたようなのだ。

そこでインプットしようと躍起になるが、入ってこない。そこで、疲れて休んでみた。
インプットしていなかったわけではない。
『無い』どころか煩雑なまでに『あった』のだ。


ただ其処にあるものは、煩雑なうえにジャンクすぎるどうでも良いゴシップやら、鮮度も落ちていたり質の低い情報も多くを占めていたようだ。
余りにも狭い頭の中のスペースを埋め尽くしていて、新しく入る余裕も遊びで使う余裕も無くしていた。また、望ましくない情報に溢れると、起こる事象も文字通り『ついてない』ものも増えるようだ。

もしかしたら、『インプットできない』事象は、インプットする内容を間違えたり捨てきれずに溜め込んでいることも大きな原因かもしれない。


そこで、休みの時間ももっと意図的に、増やしてみようと思うようになった。
余裕を作って、欲しい情報を意図的に選べないかと。

ふと絵を描きたくなった。
何となく家で料理する回数も増えてきた。
暫く増やしていなかったメイク用品を完全にビジュアルでも好みに合うものをリニューアルして増やした。


反動で先般の不調や喘息が出たのかどうかは知らないが、かえって物事が回ってきているから面白いものだ。
取り込むものを変えよう、と思ったときから、あれこれと動きがあった。

2018年、思い返すと思った以上のことが叶っていることに自分自身驚いた。確かに困惑する出来事も沢山あるけれど、それ以上に面白いことが起こっていた。
swingとスターアイズ出演、新しいバンド、同時に活動縮小の決断。
MENSA会員として驚きの出来事も(近日出せるかな)
新しい指導現場が唐突に決まって完全に埋まりきっていた状況から、時間的余裕が増えた。
相方への『ありがとう』『大好き』が日常の挨拶になった。
何処で誰とどう繋がるか分からないものだが、方法を決めつけずに『こうなるといいな』という気持ちだけは大切にはしてきた。

ただ、変化が大きいのはデフォルトとはいえ、此処まで成果を後から自分自身で感じられた年もなかなかない。
つい数年前など苦悩の塊みたいになっていたくらいだが、また来年に向けて心地好さをもっと上げていきたいと思う。