良くてたまに参加するセッションくらい。
あちこち出ているようで、実は限られた狭い空間で勝手にやっていたような感覚。
どんなものが他にウケているのか。どんな新しい音があって、そこにどんな人がいるのか。
新しく切り開くでもなく、受け身なところがあったのも事実。
そんななかで、自ら窮屈にしたところもある。
久しぶりにリスナーとして、じっくり聴いてみると、知っているようで知らない世界を感じた気がした。
楽しむのも大切、だけど、やっぱりクオリティは必要。楽しませるためにも、練るべきことがある。誰かの自己満足で終わるようなステージにはしたくない、それがハッキリした。
佳き客人になることは、視野を拡げることにも繋がるのだろう。
自分自身の立ち位置を明確にして、振る舞いかたも整えられる。
そして、人が巡るなかで、思わぬチャンスが来たりもする。
本当にちょっとしたこと。
今までなら、時間と仕事とお金を言い訳にしていたことも沢山。このポンコツにそんな実力あるわけないとも思っていた。
それを打ち破って、まずは時間の質を変えようとしただけ。
その初めの一歩になったのが、間違いなく今月お邪魔したスターアイズだ。
なんだか行かなきゃ、な気分になっていた。
まさか、その時には、翌月同じ場所にクレジットされるとは考えもしなかった。
面白いといえば面白い。
緊張もものすごいけれど。
発信はするけど機会を待つだけ、ぎゅうぎゅうな割には自らの未熟さに納得しきれていないで引きこもっていた面は否めない。
それが、客人として赴くことで、新しいチャンスが来たということ。
どうやら単純なのに、見事に忘れてしまっていたようだ。始まりはそういうところから往々にして来るというのに、客人を待つだけの傲慢さを抱えてしまっていたらしい。
ならば、そこからシフトチェンジするしかない。
佳き客人としての振る舞いを知ることも、佳き客人を呼んでもてなすことになるのかもしれない。限られた時間ではあるけれど、配分は変えていけばいい。
月に一度は、厳選した場所に足を運ぶという楽しみを持つのも良いことだと実感した。
新しい展開のきっかけが見えてくることもあるのだから。