【 マダニにかまれないようにご注意下さい!! 】
SFTS=「重症熱性血小板減少症候群」は、マダニが媒介するウイルスによる新たな感染症で、致死率は10パーセントを超えるとされています。
感染すると、発熱やせき、おう吐や下痢など、かぜのような症状があらわれ、重症の場合は、血液中の血小板が減少して出血が止まらなくなったり、腎臓の機能が低下したりして死亡することもあるとされています。
感染してから発症するまでの潜伏期間は6日から2週間とされ、血液などを介して人から人に感染することもあるとみられています。
ウイルスを媒介するダニは、日本の屋外にも全国的に分布するマダニで、衣類や寝具など家の中に生息するダニとは種類が異なります。
マダニは春から秋にかけて活動が活発になるということで、厚生労働省は、ウイルスを媒介するマダニは国内に広く生息するので草むらなどに入る場合は長袖・長ズボンに加えて手袋やマスクを着用するなどしてダニにかまれないよう注意を呼びかけています。
感染症を媒介するダニの生態に詳しい国立感染症研究所昆虫医科学部の沢辺京子部長は、「マダニは、草むらややぶなどの葉の先端や裏側にいたり、山の中ではイノシシなどの野生動物の表面にくっついて吸血したりしているほか、ペットの犬や猫などにくっついている場合もある。国内には、44種類のマダニが生息しているが、防虫スプレーなどの効果はなく、大きさが1ミリ以下のものも多く気が付かない場合もあるため、予防策は難しい。草むらなどに入る場合は、長靴の中にダニが入らないよう長靴をズボンで覆ったり、手袋をしたりして、マダニが体に接触しないように注意してほしい」と呼びかけています。
NHKニュース 2013年2月13日(社会ニュース)
「ダニ媒介の感染症新たに2人死亡」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130213/k10015476891000.html
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(2013年2月14日)
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