持ち株に何か問題が起きた時 | 21世紀投資

持ち株に何か問題が起きた時

主力のKDDIが通信障害で全国をお騒がせしてしまいました。
長期投資していればこういうことはたびたび起こります。

サービスに問題があったとか、不適切な会計処理が判明したとか。
人間が運営しているんだもの。
起こりうること。

その時に心がけてることとしては、概算でも何でもいいので影響度を数字で考えることでしょうか。今回の件なら、損害賠償金額が焦点です。記事で見たのは数百億程度が主流な気がする。ユーザーの流出はわずかにあったとしても、そこまで影響大きくない気がする(他社も同様のリスクがあるので)。保守的に1000億の一時的な特損が出たとしても利益の1割なので、致命傷にはほど遠いというのが今回かな。市場の見立ても似たようなものなのか、幸い株価も元に戻っています。

昔たまに遭遇した不適切な会計処理の時には、本格調査前であっても想定される損失の金額がだいたい出てるので、それが基準になるかな。バリューHRなんか軽微な金額だったのに株価が大きく落ちた記憶がありますが、ホールドしてたらそこから立ち直って大きく業績も株価も伸ばし成功例となりました。

ホールドか撤退か、正解は毎回違うので分かりません。
上手くいく時もあればいかない時もある。
ただ(悪質な粉飾とかでない限り)文句は言わない、影響度を考える、その上で何をするか決めるという作法は今後も続けて参ります。社長の対応はよかったと思うので今回の件を乗り越えよりよい会社に改善していってくれることを願います。
 

 

2冊目の本を出版するにあたり別館にて詳細を書いたり本の紹介などしています。
http://blog.livedoor.jp/vcom2/