FIREというよりアーリーリタイアがしっくりくる
https://media.rakuten-sec.net/articles/-/32940
こんな記事を見たので論点に沿って書いてみよう。
【論点1】率直に言って、FIREにどのような印象を持っているか?
何かしらの自由を得るための選択肢として実行する人が、様々な事例が増えてるのは好感。ただしブームで目指したり実行するようなものではないので危うさも感じている。
仕事や投資で普通とかけ離れた成果を出すか、普通の社会で生きにくさを強く感じてる人向け。常識的な一般人が目指す道ではない。自分の場合は両方+体調面の大きな制約が引き金となった。
【論点2】なぜ、今、FIREが流行るのか?
直近10年の投資環境がものすごくよかったこと。
組織が疲弊していること。
他人の事例を気軽に見られるようになったこと。
そんなことが要因の気がする。
【論点3】人は経済的自立の達成によって、心持ちが変わるか?
個人的経験からは仕事の面では相当変わってくる。いつでも仕事辞めてやるぜぃとなると、仕事で積極性は増す。一方でやるべき仕事が終わればとっとと定時で帰るし有給完全取得を目指すなど異質な存在になってたかも。
金銭感覚はあまり変わらない。多少の贅沢は許容される。
投資は徐々に安全志向に傾いていくので、裏を返すとリスクを取れない、もしくは意図的に取らないので下手になる(ように外部からは見られがち)。
【論点4】どのくらいの資産があれば経済的自立を達成したと言えるか?
さかんに4%ルールが提唱されるがかなり危ういと感じる。金融緩和で直近株価かさ上げされてたり、将来税負担などが増えるということであれば保守的に2~3%で見た方がいいかも。もっと超保守的になれば生涯手取り年収くらい資産があれば。
【論点5】FIREを達成するには何年かかるのか?
入金力と投資環境によるので事前には回答不能。
結果として何年かかったでいいんじゃないかな。
【論点6】FIRE達成後の資産の取崩とインカム収入をどう考えたらいいか?
資産を取り崩していくことや、暴落で株資産が減ることには想像をはるかに上回る抵抗や不安がある。それはやってみないと分からないかもしれない。ただし、しばらくやっていると慣れてくる。
【論点7】FIREを目指すことの問題点は何か?
最初からFIREを目標にしちゃうと今を生きられないんじゃないかなぁと想像する。なので極端な節約一辺倒に行ってしまうのは違和感がある。
仕事でも投資でもいいので、収入を増やす方向に行けると充実するのかもしれない。そしてある程度何かを達成したことをもって引退なり縮小する流れがいいのではないかと。
ちなみにFIRE目指す人が増えると社会にとって損失だという話も分からなくはないけど、あまり響くものはないかな。あくまで個人が自己責任でする人生の選択ですから。
どちらかといえばこちらのご意見の方が全面的に賛同できた。
http://nightwalker.cocolog-nifty.com/money/2021/07/post-4eb43f.html
株式投資はのめりこまないと億を超えられないが、のめりこみ過ぎるとやめられなくなりがち。5億、10億と目指す人はそれでいいけど、最悪なのは億を超えてから大失敗をやらかして巨額損失を出すこと(レバレッジ全開で短期で億の人がやりがち)。
FIREという選択肢を意識することで、やめるのもありかなと考える方向に行けばいいのかもしれない。自分の場合は体調面の不安が大きかったことで巨額の利益確定ができたので、ある意味で運が良かったのです。運はなぜかいいのです。
2冊目の本を出版するにあたり別館にて詳細を書いていきます。
http://blog.livedoor.jp/vcom2/