投資法って言葉にずっと違和感がある | 21世紀投資

投資法って言葉にずっと違和感がある

長年思ってたこと。

どういう投資法ですか?と聞かれると一言で答えにくい。


一言で答えるには抽象的になってしまうのだけど、求められてる回答は具体的なものな気がするからだろうか。バリュー投資で優待もカタリストも重視するとかになるけど、それぞれの言葉の定義がお互いに違うから難しい。


買いに行く場面に関しても一言で「暴落時」が挙げられますが、暴落にもいろんな要素があります。企業の根幹が揺らぐような暴落時は買えません。
買いに行くとしたら
1つは「市場全体の暴落」
もう1つは、個々の企業レベルで「一時的な悪材料」や「一時的な需給の悪化」を狙うことが多い。

 

そんな風に抽象的な言葉で押さえておくと、具体例が出てきた時に見つけやすくなると思うんですけどね。需給の悪化の具体例として、立会外分売とか売出とかがあり、それぞれの値動きを見てると需給がこうだからこう動いてるんだろうなーみたいな感覚になったり。


具体的な事例と抽象的な原理原則を、行ったりきたり考えてるうちに、次の投資候補となる場面が見つかったりします。

 

最近の具体例として2つ。


携帯値下げ要請を「一時的な悪材料」(過度に下落)と捉え、また同時期の親会社による大規模な株式売出が「一時的な需給の悪化」と捉えたソフトバンクがありました。この2つが同時に起こっていたため、これを1つのチャンスととらえ投資しています。当面の配当利回り7%超であれば優待がなくても、あるいは増配余地が少なく減配懸念があってもお買い得に思えます。今の所は中間配当43円も頂き含み益も出ているので十分成功かなと。

 

そのほか、本日売出の受渡日を迎えたアサンテも注目して指値入れたりしてました。優待目的で長期投資するなら買値が大事なので、この会社は長年知ってたけど、ずーっと買わずに売出をきっかけに買いに行ってみました。コロナで一時的に月次売上が落ちてたりもします。成功するかどうかは分かりませんが結構下で買えてたので満足。

 

具体的な事例としては色々異なるけど、抽象的な部分はほとんど同じ2つの投資事例です。ずっと昔に遡ると日本管財やイオン北海道なんかも同じことやっていたかな。

 

原理原則を理解して、現実の市場にあてはめる試行錯誤を繰り返すことで初心者から脱出できると思います。そういう感覚みたいなものは実践で試行錯誤しながら身につけるもので、単純に指標が何%だから買いというわけではないんじゃないかと思うので、そっちを直接聞かれることにずっと違和感があったというお話しでありました。

 

 

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2冊目の本を出版するにあたり別館にて詳細を書いていきます。
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