増資、自己株式取得、自己株式処分、自己株式消却をまとめておさらい・・・・極楽湯自社株買いです
常和は予想通り13%の暴落となり、ひどい週でしたが、最後に極楽湯が100万株自社株買いを発表し少しは癒されました。これを記念して増資と自社株買いについてまとめてみましょう。
①当期純利益40億円、発行株数1000万株の会社があるとする。
1株当たり利益=40億円÷1000万株=400円である。
| 1000万株 |
株主は1000万株で利益40億円を分け合う。
② ①から250万株の増資をした場合
当期純利益40億円、発行株数1250万株の会社となる。
1株当たり利益=40億円÷1250万株=320円
| 1250万株 | ||||
株主は1250万株で利益40億円を分け合う。1株当たりの分け前が減るので増資発表時に株価は下落する傾向。ただし、会社に現金が入るため財務上は安定する。分け前が減った割合以上に当期純利益を将来増やすことで株主に報いる使命が会社にある。
③ 逆に①から250万株の自己株式の取得をした場合
当期純利益40億円、発行株数1000万株、自己株式250万株の会社となる。
1株当たり利益=40億円÷(1000万株-250万株)=533円
| 750万株 | 自己 | ||
点線部分は会社自身のものということは、株主は750万株で利益40億円を分け合う。1株当たりの分け前が増えるので株価は上昇する傾向。ただし、会社から現金が出て行くため、自己株式取得は資金に余裕がある会社がやるものである。なお、点線部分が再び市場に放出され①の状態に戻る「自己株式の処分」をその後のどこかで行う会社もある。
④ ③のあとに自己株式の消却をした場合、点線部分が消える
当期純利益40億円、発行株数750万株の会社となる。
1株当たり利益=40億円÷750万株=533円
| 750万株 |
要するに増資と自社株買いは真逆の関係にあるということですね。
この他、市場に流通する株式数が増減するかどうかでの分類も株価への影響という面では重要です。需給の問題であって本質的な話(株主価値の変動)ではないので軽く書いておきます。
増資の場合
・公募増資→暴落?
・第三者割当増資→中立?
自己株式取得の場合
・自己株式の市場買付け→暴騰?
・自己株式の市場外買付け(ToSTNeT市場、J-NET市場)→中立?