大企業への投資が割に合わない理由
・企業分析自体が難しすぎる
単一の製品を限られた設備で限られた市場で売っている場合は分析がものすごく簡単である。一方で多くの大企業は多種多様な製品を莫大な設備を使って世界中に売っている。
個人が分析するのは不可能に近い。
・自分より分析してる人が多すぎる
仮に自分が分析した気になってみても、長年分析してる人にはかなわない。
後追いで分析してみてもあまり意味がない。
・何をもって利益や株価が変動するかを全く読めない
グローバル経済の影響や機関投資家の動向を大きく受けるため、明確にすることができない。株価上昇や下落の理由が分からないのだから投資開始に有利な時期を見つけられない。結局は市場全体が上がらない限り上がらない会社が多い。それではまったく面白みがない。
・割高な会社が多すぎる
社会的に一定以上の評価を得ている会社は、世界中の投資家に買われているため(特にPERが)妙に割高なことが多い。割高修正で下落する可能性の方が高い以上は、圧倒的に不利。もちろん、いきなり倒産するような可能性は低いがそれをもってリスクが低いとは思わない。安値で増資をしまくる株主軽視の論外の会社(特に金融系)もたくさんある。
・歴史的に証明されている
割安中小企業への投資パフォーマンスが大企業を上回ることは
平均的には証明されている。
それでも有名企業を買いたくなるのであれば、なんとなくの安心感みたいなものだけのような気がする。投資家にとって重要なことは名の知れた企業であることではなく、その会社がどれだけのキャッシュを持っていて、どれだけのキャッシュを今後稼いでくれて、どれだけ現時点の株価が割安と考えるか。そして割安な株価が修正されるシナリオを描けるか。ただそれだけの分析である。
結果として、大企業への投資自体を最初から考えないほうがマシ、というのも個人にとっては1つの答えかもしれない。自分の得意な分野で勝負すればいいのである。