長期投資は有効か | 21世紀投資

長期投資は有効か

有効にきまってる。
ただし前提はある。


・長期間で見れば利益&フリーキャッシュを積み上げられる企業であること。
(利益を出すのに有利子負債を増やさなくて済むなら成長しなくても可)
・巨額の特別損失が出たりしないこと(出ても吸収できること)
・余剰キャッシュは配当か自社株買いで株主還元すること。
・そんな企業を割安な株価で買うこと。

最後が一番大事だ。


かつて東京の土地代がアメリカ全土の土地代を超えたことがあったという。
そんな時代に株式でも不動産でも買ってしまったら
長期投資すればするほど適正価格に近付いていく(大暴落する)のは誰でも分かること。
一番大事なのは自分が投資した時点以降どうなのかだ。


7年くらい見てきただけでも
どんな会社の株価も確実に長期的には企業の価値に比較的連動していると感じる。
上下どっちにも行き過ぎるだけで。


ならば企業の価値を高めるものは何なのか。
要は現金をどれだけ保有してるか、生んでいるか、今後どれだけ生むのか、単純な話にいきつく。

企業を貯金箱みたいに考えれば分かりやすい。
毎期毎期、一定の金額が貯金されていく。
そんな会社を見極められたら、その貯金箱をいくらで買うかだけが問題だ。

株価やチャートでしか企業を見ない人は実感できない。
企業の価値を考えることで実感できるようになる。


そして現時点というのは明らかに適正以下の株価がついてる企業が多いと感じる。
それが正しければ長期的には必ず報われる。


リーマンショック直後とか、日経平均7000~8000円頃
異常なくらい割安な会社を買った人はたったの1年で大きく報われた。

当たり前のことを当たり前にやるだけでいい。
さわかみファンドが主張してた中で最も役に立ってるのはこんな単純な言葉かな。