不動産投資 | 21世紀投資

不動産投資

ざっくり立ち読み。

http://www.amazon.co.jp/%E5%81%BD%E3%83%AD%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%82%92%E8%B2%B7%E3%81%86%E4%BA%BA%E3%81%AF%E3%80%81%E3%81%A9%E3%81%86%E3%81%97%E3%81%A6%E4%B8%80%E7%94%9F%E8%B2%A7%E4%B9%8F%E3%81%AA%E3%81%AE%E3%81%8B-%E9%BB%92%E9%87%8E-%E4%BF%AE%E8%B3%87/dp/4569706363/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1239371453&sr=8-1


でもなかなか面白い発見がたくさんあった。

会計学の視点、主にバランスシートの観点を、家計に応用している本。


これを読んだら住宅ローンや車の維持がおそろしくなる。


持ち家志向は世の中薄れてきているかもしれないけれど、安易に新築の家やマンションをローンで買うと、家計のバランスシートは買った瞬間に債務超過に転落することになる。家計破たんリスクを負い続ける怖さを考えると、キャッシュで買うor頭金を出来る限り用意するというのが現実的な対応か。


企業経営を家計に応用した場合には、現金が有り余っていない限りは、出来る限り流動性の低い固定資産(不動産)は所有しないことが一番。家を買ってしまった場合、資産の大半が不動産になってしまい、それに偽装とか問題があった場合はいきなり破たんである。


分散投資の観点からは不動産にも投資すべきといわれるが、大金持ちでない限りは成り立たない。そこで、よくREITが紹介される。利益の全額を配当にまわすREITは好景気の時は分配利回りがよくてもてはやされるが、不況になった時には資金難で安全性が極めて乏しいことが明らかになった。


で、結論として、自分が不動産の専門家でないならば、財務健全な不動産投資会社に投資するのが一番よい分散投資になる。


第1弾の昭栄はいい具合に上昇トレンドに戻ってきた。都心の空室率が若干気になるものの、十分に余裕をもった経営をしている。100株の場合でおこめ券5Kg(議決権行使時)もついてきて、いまだ利回りは6%超。長期保有を促す優待があるため、じっくり持つ気になれる。業績回復時には配当も戻り、株価も大きく戻すことだろう。


第2弾としてヒューリックを検討。

http://eir.eol.co.jp/EIR/View.aspx?template=ir_material&sid=2594&code=3265

上場したばかりで見た目それほど安くはないかなと思うけど、不動産の含み益は1000億とのこと。みずほとの結びつきが強いことで空室率も極めて低い。建て替え中の物件の関係で、2009年が業績の底。2011年に大きく利益貢献予定。優待カタログは評判よいため、最低限は今年中に買ってみたい。

http://plaza.rakuten.co.jp/mikimaru71/diary/200903290000/


いずれにしても、不動産大不況の中、大きく売られた所を拾っておけば、家を買うよりよっぽどよい投資になるだろう。