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光触媒は感染症の原因となる細菌とウイルスを酸化分解する機能がありますが、
この両者は異なる微生物でありながら混同されることも多々あります。
両者のおおまかな特徴と違いについて以下のように整理してみました。
■細菌(Bacteria)
<サイズ>
ウイルスよりかなり大きく、光学顕微鏡で観察できるサイズです。
<特性>
単細胞で自己増殖できる独立した微生物です。
動植物は細胞に核をもつので「真核生物」といいますが、
細菌は細胞に核がないため「原核生物」に分類されます。
<細菌性の感染症例>
大腸菌、黄色ブドウ球菌、結核菌、百日咳、 梅毒、結核、コレラ、
マイコプラズマ肺炎、赤痢、溶連菌感染症、等々
■ウイルス(Virus)
<サイズ>
細菌よりかなり小さく、光学顕微鏡では見ることができず、
電子顕微鏡でないと観察できません。
<特性>
自己増殖できないので、人や動物など他の生物の細胞に寄生して
自分のコピーを作成(増殖)します。
こうしたことから、生物と非生物の中間的存在という見方もあります。
<ウイルス性の感染症例>
インフルエンザ、コロナ、風疹、ウイルス性肝炎(A型・B型・C型)、
麻疹(はしか)、デング熱、 エボラ出血熱、等々。
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