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ニオイは、放出された原因物質が作用することによって感知されますが、
その種類は多く、原因物質もさまざまです。
一般的なニオイの種類とその原因物質は、例えば以下のように分類できます。
◆化学的なニオイ
塗料や溶剤、洗剤、樹脂類、ガス、薬品などから発生するニオイで、
それらの原因物質は化学物質、揮発性有機化合物(VOC)、アンモニアなどです。
◆食品からのニオイ
気になるものではガーリック、オニオン、魚、焼肉など多岐にわたりますが、
原因物質は食材や調味料などに含まれている化合物です。
◆生物由来の臭い
体臭、動物の臭い、カビ、腐敗臭、排泄物などがありますが、
原因物質は生物の分解や代謝産物によるものです。
◆自然由来のニオイ
自然界の土、草花、森林、海水などから発せられるニオイや香りで、
原因物質は土壌、植物、木材、海洋などそれ自体から発生するものです。
◆環境汚染によるニオイ
煙突などからの煙や、工場や車からの排ガスなどのニオイで、
原因物質は工業排水、廃棄物、大気汚染物質などです。
当然のことながら人によって感じ方は異なるため、ある人には不快なニオイでも、
他の人にはそうでないことがあります。
まずは原因物質を特定し、適切な対策を講じることが重要です。
光触媒も有機化合物そのものを酸化分解することで対策の一助となっています。
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