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光触媒(酸化チタン)に光(おもに紫外線)が当たると、光触媒の表面から電子が飛び出します。
電子が抜け出た穴は正孔(ホール)と呼ばれており、プラスの電荷を帯びています。
正孔は強い酸化力をもっていますので、そこから光触媒の表面で電子のやり取りが活発になります。

電子を奪われた有機物は結合を分断され、最終的に二酸化炭素や水となって大気中に発散していくことになります。

また、光触媒の表面から電子が飛び出すエネルギーは光からもらいますが、そのエネルギーは波長の短い方が大きいので、短波長(波長380nm以下)の紫外線が大きな役割を果たすことになります。

なお、光触媒の作用というものは、植物の光合成の作用とよく似ています。
どちらも光のエネルギーを使って働く触媒であり、化学変化を起こして別の物質を生み出します。
光合成は、葉緑素(クロロフィル)が触媒となって、二酸化炭素と水を酸素とでんぷんに変えてしまいます。
光触媒は、酸化チタンが触媒となって、有機物を二酸化炭素と水に変えてしまいます。

こうした作用から光触媒は、ウイルス・細菌・臭いの原因物質・化学物質・アレルギー物質などあらゆる有機物を、分解して消滅させます。

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