阪神淡路大震災から18年経ったそうです。
私も当時は兵庫県西宮市に住んでおり震災の真っ只中におりました。
毎年このニュースを目にする度に、その時の恐怖が昨日の事のように鮮明思い出されますが、18年も経った事に信じられない思いです。
真夜中、バリバリと大きな雷が落ちた
ような激しい音と揺れで目を覚ますと、家中のあらゆる物が倒れ、真っ暗の中手探りで母親の寝ている部屋に向かいました。
壊れたガラスやコップの破片がちらかっていてその上をバリバリと踏んで通るしかなかったリビングの様子。
姉も同じような状況で母親の部屋に集まりました。
母親は倒れた大きな洋服ダンスの下にいました。幸いな事に、父親の仏壇が盾となり、最悪の事態には至らなかったことをあれほど感謝したことはなかったように思います。
異様な事態と、あまりのガス臭さに訳もわからぬまま、外に飛び出しパジャマ姿で駐車場にある車に駆け込み、寒さと恐怖に震えながら母と姉と3人で一夜を過ごしました。
倒壊した家屋からは人の叫び声。
それらを聞きながら、時が過ぎるのをただただジッと待つしかなかったあの夜。。
明るくなってからも、あまりにも変わり果てた街並みに愕然としました。
教科書や戦争映画でしか見たことのないような、まるで戦後の焼け野原のような風景。
もちろん何ヶ月もの間、電気もガスも水道も出るわけもなく、生きていくのに必死で遠くまで水を汲みに行く毎日だったような気がします。
それでも家族が全員無事でいれたことでなんとか乗り越える事が出来たと思います。
ご家族を亡くされた方たちは今日という日をどのような気持ちですごされいるのかと考えると胸が痛みます。
震災で犠牲になられた方々のご冥福をあらためて心よりお祈り申し上げます。
もう2度とあのような出来事が起こりません様に。
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