黒いオルフェ
おはようございます。
日曜日、大阪の朝は雨です。
もうすぐ上がるのかな?少し空は明るいです。
今日は映画音楽、黒いオルフェを。
この曲を初めて弾いたのは今から20年ぐらい前。
生まれて初めてアコーディオンを持ってから、間もない頃だったと思います。
いわゆる「営業」的なお仕事で某所で演奏している時、いつも「黒いオルフェ」をリクエストしてくださるお客様がいらっしゃいました。
家にある楽譜集にも「黒いオルフェ」または「オルフェの唄」とタイトルが書かれていますので、当時は特に何も考えずに、そういうタイトルの曲だと思っていました。
が、調べてみると楽曲のタイトルとしては「カーニバルの朝」" Manha de Carnaval "とのこと。
カーニバルというと、明るくにぎやかなイメージをしてしまいそうなのですが、この曲の雰囲気は僕が思っているカーニバルの印象とは少し違います。
僕自身、恥ずかしい話ですが実は「黒いオルフェ」の映画を今までに一度も見たことが有りませんでしたので、何をどのように描いた映画なのか?まったく知りません。
主題曲が持つ雰囲気が何を表現したいがために、このような曲想になっているのか?実際に映画を見なきゃ分からないんだろうなとも思っているところです。
それでは、僕が生まれる10年前の1959年に公開された映画「黒いオルフェ」でお馴染みの「カーニバルの朝」をアコーディオンの音でお聴きください。
ちょっとマニアックな話でもあるのですが、マイナー・キーの楽曲で[IIm7-5→V7→Im]のモーションは至って日常的なのですが、アコーディオンにとっては「ひとひねり」が必要です。
この曲ならば具体的に[Am7-5→D7→Gm]の動きが頻繁に登場しています。
僕がアコーディオンにはまった理由は、一見するとアコーディオンのベース&コード・ボタンによって「鳴らせそうにないコード」を「工夫次第でいくらでも表現できる」という面白さに、ものすごく早期の段階で遭遇できたからだと思います。
ということで僕がやっているレッスンでは、アコーディオンだからこそ実現する合理的な作曲・アレンジ・コード理論習得も日常的に実施中。
なんでもかんでも左手だけで鳴らしてもダメ。
あまりやり過ぎると右手のメロディが痩せて聴こえなくなっちゃうからね。
アコーディオンでの作曲、アレンジの場合には、何より大切なのが「空気の使い方」で、それを考慮した上での無駄の無いボイシングを実現させる技術の両方が必要。
なのでクラシック的な和声法・対位法の発想も練り込みながら、現代のポピュラー・ジャズ理論ともバランスを取り、さらにアコーディオンの発音構造を関g萎えて無駄なく綺麗なハーモナイズを考えるためのコード・アレンジ術は、この日本国内では僕のところでしか習えないと言っても過言ではないはず。
いや、少々奢りかな?
まあ、でも、実際に、ただ弾いてるだけじゃないってこと、それが事実。
過去にも、そしてこの先も、僕が紹介してきたブログ&YouTube動画では、今までに僕が作曲・アレンジの勉強のために非常に役立った楽曲も時々入ってきていますので、アレンジ、ハーモナイズに少し関心を持って見ていただけると、新たな気づきに出会えるかも!
音楽教室きじばとの家に来てくれる受講者さんも、そこが狙いだって人が非常に多いんですよ。
演奏技術の修得ももちろんのこと、音楽そのものを描く力をつけてもらいたい、それが音楽教室きじばとの家、そして長坂憲道の願いです。
このようなアコーディオンの演奏動画を見て、いいなあと思っていただけましたら、是非とも長坂憲道のアコーディオン演奏動画チャンネル←クリックすると簡単に登録できますので、皆さん何卒よろしくお願いいたします。
「この曲をアコーディオンで聴きたい」と思いつき次第、コメント欄にて気軽にリクエストしてくださいね。
今日もご覧いただきありがとうございます!
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