ブレスコントローラーよりV-Accordion! | ノリーヌ・ディオン (作曲家 アコーディオン奏者 長坂憲道)

ブレスコントローラーよりV-Accordion!

最近、シンセサイザーの情報で改めて耳にするようになったのが「ブレスコントローラー」だ。

けど、決して新しい技術でもなんでもない。

今から30年以上も前から有った技術で、当時は例えばYAMAHAのCS-01というリーズナブルなエントリーモデルのシンセサイザーのオプションとしても有名だったし、決して手の届かない最新技術ではなく、当時中学生だった僕らにとっても、身近で感じられるものだった。

CS-01にストラップを付けて、ショルダーキーボードとして演奏する際にはブレスコントローラーを繋いで、人間の呼吸で音色に表情を付けていたという、あれだ。これからのシンセはこんなスタイルになっていくのかな?って感じた。

他にも、リリコンと呼ばれるウインド・シンセ(EWI=管楽器シンセサイザー)でも、同様に人が吹き込む呼気の空気圧をセンシング~電気信号に変換して、電気的に発した音が持続する間のアーティキュレーションや、音色の連続変化などを自然に表現するための制御法の一つともなって進化を続けている。

そうだ、この技術があったからこそ、僕らが使わせてもらっているV-Accordionも誕生したのだ。

EWI、ウィンド・シンセは、管楽器奏者の表現をより斬新に攻める音作りをするためにも、あるいは深夜の楽器練習のためにも、進化を続けているのはもちろん良いことだ。

けれども、キーボード奏者が改めてブレス・コントローラーを掘り返し、再び愛用するのは「どないやねん?」と思えて「おいおいおい、どういうことや?」「何か忘れてるやろ?」と言いたくなる。

だって、V-Accordionが有るじゃん!

(ブレス・コントローラーを口に咥えてる姿を見て)え?あのキーボディストは口に何を咥えてるの?ストローで何か飲んでるの?酸素吸入?・・・なんて、ライブを見てるお客さんが口々に言ってるとこを何度見てきたことか。

見た目に不自然でもあり、パフォーマンスとしては何をやってるのか?何の効果があるのかも分かりにくい。

それがアコーディオンとなれば、パフォーマンスのスタイルとしても実に自然であり、演奏技術としても特別な練習は必要なく、従来から全世界に普及しているアコーディオンそのものが純粋に演奏できるのなら、V-Accordionを選択すれば様々な音色の表情をより深くコントロールできるんだもん。

そのアコーディオンの演奏が難しい?って??決してそんなことないよ!

ブレスコントローラーでの演奏練習をするのも、表現の目的、表現の心は全く同じなんだから。



な!キーボーディストさん達よ、今更ながらブレス・コントローラーに関心を寄せるのも良いんだけど、同時に今一度V-Accordionのことも見ておくれ!



スタンド・アローンでも、アコースティック・アコーディオン同等のクオリティで独奏もできれば、キーボディストが積極的に一歩前に出るためのツールにもなるし、創作現場ではMIDI
で繋ぎ、数ある優秀なソフトウェア音源を慣らし、ストリングスやホーン、オーケストラなどのレコーディングの際にも、いとも簡単に生々しく操ることができる楽器、それがV-Accordionなのだからね。

呼んでくれればどこへでも説明+実演に行くよ。俺も暇だから。



ただね、ほんと、楽器が高いんよね。そこだけは否めない。ごめんな。

なんとか、もっと安くならんもんかな。

この際、どのメーカーでもエエから、高校生でもちょっとバイトをしてお金を貯めたら買えるくらいの、作ってよ。



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