先生、ぼくプロミュージシャンになりたいんですけど! | ノリーヌ・ディオン (作曲家 アコーディオン奏者 長坂憲道)

先生、ぼくプロミュージシャンになりたいんですけど!

先生、ぼくプロミュージシャンになりたいんですけど!

なんてことを言うような子には最近巡り合ってないなぁあ。。。

こういう夢を語ってくれると一緒に熱くなれる。

一瞬で青春時代に引き戻される。

夢が有るって、ホント、良いよね。

僕は心の底から応援するよ。



そこで、僕が思うプロミュージシャンとは。



僕は特に難しいことは言わないよ。言いたいのはシンプルに一言。



オトナになれば、誰だってプロにならなアカンねん。



それが、楽器、音楽を生きる糧にしようとしているだけの話だもん。

タダの趣味、遊びのレベルでは済まないだろう、なんてことは子どもたちも薄々わかってるし、ある程度の覚悟だってできてるから、この世界は厳しいぞ、なんてことも言わないし、無理だとか否定する気も全く無い。

覚悟だって、その段階では甘っちょろいもんだ。それもそんなもんなんだよ。何も分かってない段階から、あれこれと取り越し苦労をするタイプの人は、向いてないからね。

あくまでも僕の考え方だけど、例えば特別な事情も無いのに専門学校とか大学とかを途中でやめちゃったりする人は、プロミュージシャンであっても、他の職業であっても、何をやっても長続きをしない人なのかもしれないよね。

大学在学中からプロとして活動を始めて、どうにもこうにも忙しくなってしまって・・・なんて人は仕方ないと思うけど、ダラダラと学生の立場を利用して、就職もせず親に甘えてるだけなんだったらサッサと卒業して働け!と思うし、分け隔てなくそれを伝えることにしている。

学校は最短の期間で卒業せよ!バイトでも正社員でも良いから、自分で働いてメシを食え!

プロミュージシャンである前に、一人の人間として自立せよ!!

まず、それができないようなら、絶対にプロミュージシャンになんてなれない。

よっぽど運がよくて、一発でメジャーデビュー大成功みたいなことにでもならない限りはね。

運ってものは、努力では手に入らないし、磨けるものではないけど、もしキミに運が回ってきたときに、そこへスッと乗っかることができるようにしておくためには、それなりの準備が必要だよね。

運だけでポッと出て、実力、裏付けが伴っていない人は、間違いなく一瞬で奈落の底へ落とされるから。

そうなって落ち込んだり途方にくれたりするなら、結局運がいいとも言えなくなってしまうよね。

この世界、固定給、ボーナスなんて考えとは無縁。有給休暇も無ければ失業保険も無い。

国民年金を払い、国民健康保険に加入する。毎年2~3月に確定申告をする。収入なんて月によって違う。先月より月収が10万増えても10万減っても、いや、昨年の年収より100万増えても100万減っても一喜一憂しない。そんなもんだって思えないと辛くなるからね。

お金は大事なんだけど、お金のことばっかり考えていても上手くいかないから、そこんとこのバランス感覚も取れるようになりたいところだよね。



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