山を這いずる | アダルトチルドレン時々日記

アダルトチルドレン時々日記

機能不全の家族の中で育ち、その後遺症を人生上に色濃く残し、一般常識とまともな生活を知らず、悲観的なことを言いつつ能天気な性格でふらふら気ままに流転の人生を送っております。魂の病気と共存し狂気と正気を往ったり来たりする日常を徒然なるままに書き綴ります。

散歩コースの里山の森林ボランティアに参加するようになりました。

近所過ぎるし、素性を聞かれたら困るし・・・と避けておりましたが

都合が悪くなったらやめればいいんだし

やらない後悔よりはやった後悔と思い、参加しました!

 

山って空気が違います。そしてちょっとひんやりします。

先日の活動の時、水飲み場の飲み口が凍ってました。

ボランティアの方々は大半がリタイア組でした。

こういう活動をするだけあって、ものすごく植物に詳しい。

一番知らないのは私(笑)

山が好きでも何も知らなかった(^o^;)

 

初めて剪定鋏を腰に着けて大喜び☆

「使い方わかる?」

「いえ、わかりません!」

「こっちの歯を下にするの」

 

なるほど!よく切れる。

刈り込み鋏も切れ味よく、チョキチョキしながら無になれる。

 

 

山を這いずって作業していると、いつもの目線と違う目線で

浮かんでは消え浮かんでは消える雑念や煩悩を眺めることが出来る。

肉体の目線を変えるだけで、心の目線も変わり

解決や諦めや手放しが出来たのは新しい発見でした。

山歩きとは違う感動がありました。

 

リタイアして畑をやっている方もちらほらいらして

久しぶりに仕事以外の人間と話す機会に恵まれていい刺激になりました。

仕事柄、堅気の方と話すと接点が無さ過ぎて、何を話していいか分からなくなるから

ずっと世間と交わらないよう生きていましたが、共通の好きなことを話せたのは嬉しいことでした。

 

そして、その方々の黙々と草を刈る姿を見て

やっぱり日本人は仕事が丁寧だし勤勉だよな~と思いました。

 

古くから活動している方がご自分の畑を見せてくれました。

感激して大騒ぎしてたら、まだ小さいけれど持ってきなとロマネスコをくれた。

後日、私が自家採種したタネを差し上げたら・・・

ドアノブに野菜をかけてくださいました。

 

わーい、嬉しいな♪

生産者が分かる野菜などといって、

スーパーでは生産者の顔写真が貼られてることがあるけど

知ってる方が作った野菜は神々しく感じられます。

自分で作ったのは自分の肉体の一部くらい愛着ありますけど

人から貰ったのも嬉しいものですね(*^-^*)

 

畑からも遠ざかっていたので、あの頃の感動と熱がよみがえってきました。

自然に近いところでずっと生きていくにはどうしたらいいんだろう?

と強く考え始めています。