実は、ポコの余命宣告の3日後・・・カルが倒れて全身痙攣を起こした。
止まり木に止まろうとしたら足がきかなくなり、バタバタやっていたのだが
そのまま仰向けに床に落ち羽を広げて痙攣をした。
起こそうとして手を出したら自力で態勢を整えたが、仰け反って苦しそうに口を開け呼吸をしている。
心臓が止まるかと思うくらい驚いた。ポコがこんな状態なのに、カルまで!!
衰弱のスピードが速くなったポコを家に置き、カルを病院に連れて行った。
考えられることは脳神経のトラブルであり、それを引き起こしているのが
例えば動脈硬化、脳梗塞などかも知れなくて・・・
原因を追及するためにCTは出来るが全身麻酔が必要で、老齢のカルには負担があり過ぎる。
何が何でも病気を撲滅して、今生に留まって欲しいというこちらの執着で薬漬けにするより
自然の摂理に身を任せる方がいいと思う。
でも、その間少しでも楽に生きられるよう、小さな助けはしたい。
ビタミンB群、ビタミンE、タウリン等の人間でいうサプリメント的な薬が出た。
血流を助けるのが目的らしい。
ポコの次は、カルのいつ何時に備えて、気をつけていなければならなくなった。
考えてみれば、ピヨは7年、ポコは11年であの世に戻り、カルは確か15年目の現世になる。
いつ魂が肉体を離れる準備に入るか分からない。
今生の別れは心底辛いが、ポコ同様、カルが今生の人生を閉じるのを見守るのが
最後の責任であると思っている・・・が、願わくばもっともっと何十年も生きて欲しい。
一緒に年をとって同時に死にたい。もうお別れはたくさん・・・悲しいの嫌い。
4月4日の朝、動かなくなって横たわったポコの亡骸を、カルはずっとずっと見ていた。
それから最近までカルは歌わなかった。
声も弱々しくて、体の不調からなのかポコの旅立ちを知ってなのか・・・めっきり老けこんだ。
羽を広げて日光浴をしているカル。年のせいか、羽もまばらになってきた。
一番上の映像は、4日前にインドの伝説の歌姫M.S.スブラクシュミの歌声に反応して
歌ったものです。やっと声に張りが出たので、ちょっと安心してます。
くちばしにりんごの皮がくっついてますね(^_^;)
カルちゃん、もっと長生きしてね。お願いしますよ・・・