美輪明宏ロマンティック音楽会 | アダルトチルドレン時々日記

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機能不全の家族の中で育ち、その後遺症を人生上に色濃く残し、一般常識とまともな生活を知らず、悲観的なことを言いつつ能天気な性格でふらふら気ままに流転の人生を送っております。魂の病気と共存し狂気と正気を往ったり来たりする日常を徒然なるままに書き綴ります。

東京マラソンに落選しましたが、美しい芸術に触れることが出来て幸せです♪

やはり・・・正負の法則でしょうかね(笑)


今よりまだ稼いでいた頃にチケットを買っておいたので、美輪明宏のロマンティック音楽会に

行くことが出来ました♪


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さすがプロ中のプロです!

音楽会も後半になっていたせいか、お歳だし、体調悪そうだし・・・何年か前に観た時よりオーラが

小さくなっていたのです(T_T) あぁ、美輪さんは毎年観ないと、いつ観れなくなるか分からないな~

なんて思っちゃったりして。


でも、歌いだした途端に、オーラが大きくなって声も出る様になって・・・最後の熱唱なんて年齢を

まったく感じさせなかった。 いや~~~素晴らしかった!!!


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これは会場の正面なんですけど、なんというか、いつもここに来ると道場に入る如く、

一礼して合掌をしたくなるのです。 美輪さんのおもてなしの心に、自然と頭が下がるのです。


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薔薇の柄の階段♪

この薔薇が会場の床一面に敷かれているのです。歩きながら幻想の世界に誘われます。


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このお花・・・珍しくないですか?

芸能人や著名人からのお花がいつも沢山飾ってありますが、これは珍しかったので撮っちゃいました。



今回、美輪さんは昭和26~7年頃のお話を沢山されました。

東京駅で2~3日物も食べれずに居た話、その頃、停車場には戦争で焼きだされた人々が沢山

住んでいた話。

売れなくて大変な時期の話・・・アパート住まいで体が弱く働けない家族何人も自分の背中に

乗っていて、家族が寝静まってから屋上や公園の灯りの下で詩や歌を書いたそうです。

でも空は澄んできれいで、川も汚染されていなくてきれいだったと、回想してました。

街からは美しいメロディの音楽が流れていたと・・・。

戦後日本はとても貧しかったけど、自然をはじめ美しいものが日本に溢れていたと・・・


今とは逆ですね。物資はありあまっているけど、美しいモノをみつけることは困難で、戦後を通過して

こられた人たちが渇望していた物質には充分満たされたけど、今度は心が満たされなくなってきた。

これを得れば、それを失う・・・なかなかバランスがうまくいきません。


人々が美輪さんの話を聞きたがるのは、こういう過去を通過してなお美しいものを心や美学に

持ち続け、荒まずにいるからでしょうか。


私はね、いつも美輪さんのステージを観ると、最後に必ず 「あぁ、菩薩様なんだな~」 って

思うんです。今回もそう思いました。


そして、心の中でこう言うのです。


美輪さん、ありがとうございます。

いつまでもお元気でステージに立ち、

どうぞ弱い私たちの心を芸術で浄化してください。




あっ!ル・テアトル銀座ってクローズしちゃうんですね(T_T)

美輪さんは来年のお芝居『黒蜥蜴』が最後のテアトル銀座になるんですって(@O@;)

秋の音楽界はパルコ劇場になっちゃうって。

この劇場、大好きだったのに~~(ToT)  時代なんですかね・・・残念なことです。。。



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