昭和30年代から40年代にかけて真空溶解炉は大変よく売れました
大手の鉄鋼会社は言うに及ばず中堅どころの会社からや会社・大学の研究室・試験場等々に売れました
誘導加熱炉
図のように耐火物で造られたルツボの外側に銅管でコイルを巻き 銅管に水を流しながら大電流の高周波を流します ルツボの中の溶解される材料は高周波加熱により溶けます
この装置を真空中に置くことにより脱ガス(主に酸素や水素ガス)や炭素の含量を減らすことができます
容量としては鉄換算で1kg~1000kg位まで製造されたのでは
私の所属した会社では100kgの溶解炉を受注しましたが結果的に納期までに真空中で100kgの鉄を溶かせず このため真空事業から撤退しました