ビル・エヴァンスの『Waltz for Debby』、ブラッド・メルドーとピアノ系のアルバムが続いたので、今回はFunkyなフュージョン系のアルバムを。
フレットレスのフェンダー・ジャズベースを縦横無尽に奏でる奇才、ジャコ・パストリアス初のリーダーアルバム『ジャコ・パストリアスの肖像』だ。
一曲目はチャーリー・パーカーのカバー「Donna Lee」。
ジャコのベースとコンガのみの演奏。
音数は少ないが、これは凄い!
二曲目の「Come On, Come Over」はヴーカルが入っていて好みでは無いが、何とサム&デイヴが参加している。
それなら許そう。
キーボードにハービー・ハンコックも参加し、もちろんホーンなども入っているが、ロサンゼルス交響楽団のストリングスも参加している。
エレキベースでハーモニクスを多用し、まるでギターの様でパーカッションの様にも聴こえたりする。
生演奏での録音だろうが、DAW(Digital Audio Workstation)を利用した音の様にも聴こえる。
とにかく凄いアルバム。
晩年は精神疾患とドラッグに溺れ、奇行が目立つ様に。
サンタナのライブに無許可で飛び入りしようとして警備員に取り押さえられたり、泥酔した状態で店に入ろうとした所、ガードマンに止められて乱闘となり頭を強打、意識不明の重体となり35歳の若さで亡くなってしまった…。
まぁこう言った話は当時のミュージシャンではよく聞く話だが。
さぁ今夜はこのアルバムを聴きながら一発じゃなかった、一杯やろうかな?
よろしく頼むぜ!