ユニクロが低価格なファミリー向け新ブランド「ジーユー」を立ち上げたそうでございます。


どうやら本格的に景気が良くなってくるようでございますね。
デフレ脱却というフレーズをよく聞くようになってまいりました。
景気が良くなるということは、銀行の利子も上がりますし、お給料や賞与もあがることになるでしょう。
それと同時に、物価もあがることは確実でございます。


人と同じことをしているのでは、上に行けない。
かなり言いまわされた言葉でございます。上とはどこに行くのか良く分からないのでございますが、世の中には二種類の人種がいることと考えます。
1つは鴨になる人間、1つは鴨にする人間。
悲しいかな、人類全員が幸せであるという世の中はわたくしには思いつかないのでございます。
誰かの笑顔の影には誰かの涙がある。
株のデイトレーダなどはまさにそうでございますね。誰かの大損のおかげで、自分の得がある。
それが悪いとも良いとも思いません。ただ泰然と万有引力の法則のように、あがらうことのできない、どうにもならない力が働いている。重力を憎み続ける方がいらっしゃらないように、わたくしにとって経済社会は憎んでもどうにもならない存在なのでございます。
ですが、どうにもならなそうなその力にあえて逆らうことで、他とのサービスの差別化が図れるのではないのでしょうか。

デフレ脱却、好景気、高級志向の高まり。そのような流れが作られてしまった中で、あえて低価格なブランドを打ち出す。
ファーストリテイリングの行動は吉と出るか、凶と出るのかわかりませんが、わたくしはユニクロに一筋の希望の光を見たように感じたのでございます。(大げさです


このニュースが報道された際、男性コメンテーターが女性コメンテータの着ている服を指し、安価でファッション性が高いものといえば今着ているものとあまり変わらないのではというような旨を発言されたのでございます。その際の女性の方が明らかにむっとして、高級思想の中で生き残れるのかというユニクロを否定したような発言をされておられました。
もちろんこれはわたくしの主観でございまして、コメンテータに毛が生えたようなアナウンサーのくせにとか、高級取でいいなあとか、綺麗な服を着てていいなあとか、綺麗な顔をしていていいなあとか、そういう妬みや嫉みが十分に混じったものだとは思います。


ですが、果たして価格が問題なのか、という疑問が残ったのでございます。
昨今のブランド服(といっても海外ものではなくわたくしが購入可能な層のお話ですが)でも最近粗悪なものが大様でございます。デザインは確かに可愛らしいのですが、布がぺらっぺらだったり、明らかに縫製が雑に見えるものもございます。
そういうものを「デフレ脱却の高級思想」に触発され買いあさるのであれば、わたくしは「安くてデザインが可愛いもの」か「高くても品質のよいもの」を選びたいと思うのでございます。


安物を嫌うのではなく、値段に見合わない品質を嫌う。
もう一段踏み込んだ見る目を養いたいと思うのでございます。