TOMY しゃべろく(ShabeRoku) 修理 | 太秦におもちゃ病院を♪  @京都

TOMY しゃべろく(ShabeRoku) 修理



先日ガラクタ市で買ってきたTOMY しゃべろく(ShabeRoku)。

1980年頃にTOMY(現タカラトミー)から発売されました。
ラジオの音声に合わせてしゃべるように見えるロボット。
この頃のTOMYのロボットは本当によく出来てますね。

これはラジオは鳴るけど動かないジャンク品。
しかも汚れがヒドイ。。。。( ̄∀ ̄;)

でもその分安く買えたので文句ないけどね♪(´▽`)




足(?)パーツははめ込み式になっています。
これをキズつけないように外します。

足パーツを外すと左右に各1本ずつネジがあるので、これでボディーが割れます。




組み立てる時のために画像を撮りまくります。

腕を振るギアと画面右側は体を上下に動かすパーツ。




続いて頭部を分割。

まばたきと口パクのギミックが見えます。

口の部品には磁石を使っています。
首の中にエナメル線を巻いたコイルが見えるので、電磁石を使ってパクパクさせているようです。




こちらは首周りを動かす仕組み。

両側のバネで肩をゆすって、真ん中の部品で首を左右に動かします。




汚れがヒドかったので分解して外装部品を中性洗剤で洗いました。
歯ブラシを使って根気よく洗うとかなりキレイになります。

ここで仮組みしたのですが、電池は満タンなのに全体的に動作が重い。。。
しかも口がパクパクしない・・・。(´・ω・`)




駆動系に問題があるのかもしれないので、覚悟を決めてギアボックスを割ります。
電池ケースを外してから割ると作業しやすいです。




ギアボックスを正面から。

一箇所ギアにヒビがあったので瞬間接着剤で固定。
モーターの動きが弱い気がしたので5Vくらいの電圧をかけながら接点復活剤を注入して慣らしました。

動きは良くなったけど、まだ口パクしない。。。
音声センサーが付いてるわけでもないし。。。φ(・ω・`) ナゼ???

ぜったい電磁石みたいなのが関係してるんだよなぁ??とラジオのスイッチを入れたら急にパクパクしだしました!!!

そうか!スピーカーから電気取ってたのか!
音声に合わせて口パクさせてるんやから、考えたら当たり前やなぁ。。。φ(・ω・`)




組み立てて完成!A;ーωー)=3 フゥ

ちなみに、首や腕を振るためのアクションスイッチを切っても音声に合わせてずっと口をパクパクさせています。( ̄∀ ̄;)これでイイのかな??